月曜日, 2月 21, 2011

medicin mantra box



Before we can help, we need to understand.
Before we can understand, we need to listen.
Before we can listen, we need to be quiet.









日曜日, 2月 20, 2011

魚座の始まり



久しぶりにゆっくりと過ごした休日。
明日からの仕事のエネルギーを十分にチャージできた。

週末からは夜空にFULL MOONが燦々と輝き(少し雲に隠れてはいたが)、僕の星座でもある魚座がスタート。
徐々に気分も高まりつつあるって感じ。
Facebookで世界中の人々と繋がり、共に満月を祝いあい、そして、チベット仏教カギュ派の弟子仲間が全世界のいたるところでいるということを知り感動した。
音楽ではPeter Gabrielの“Up”のあまりの素晴らしさにうっとり。amazonに誰かの評価で「彼の最高傑作かも?」っていう意見があるが、(「Ⅲ」に比較するとねぇ、、というのは否めないが、)これは僕も同感。
「もはや過去のミュージシャン」だと見放した全てのファンは、反省の意味を込めて、スピーカーの前で正座しているらしい :)

ビジネスでの新たな気付きもあった。
『負けないゲームをするのではく、必ず勝つゲームをするという心意気を持とう!
ビジネスの上では格闘家の瞬発力とアスリートの持続力の両方が必要である。』by金持ち父さん
リッチ・ダッドは本当にいつもナイスなアドバイスだ。
僕は経営者として、まだまだ精神力では劣っている。だから、もっとタフになるためにも“精神力(=根性)の筋トレ”をもっとせねばって、改めて再認識した次第。

土曜日, 2月 19, 2011

次に必要なことは、スピリット



「精神的に強くなり、自分自身の使命をもたなければ人生の成功はない。
自分の使命を信じ、命を捧げるスピリッツを持つことだ。」
by金持ち父さん

確かに、僕はここ数年で「精神」は鍛えられたと思うが、未だに、命を捧げるぐらいの自分の使命やスピリットを見つけてはいないような気がする。
だから、この次の僕のミッションはこれ。

例えば、最近では、エジプトの市民革命やジョージ・クルーニーのスーダン西部ダルフールでの紛争解決への活動とかグローバルな出来事にものすごく刺激をもらっている。
それと、ピーター・ゲイブリエルのアムネスティとかも。久しぶりにゲイブリエルのサイトをチェックしたら、“Full Moon Club”っていう、とても気になるプロジェクトが進められていている。満月の日には彼からのメッセージがビデオでアップされたりもしている。
ホント、日本だけを見ていてはだめだねっ。

とにもかくにも、ここ最近、自分のビジネスが停滞気味であったことの理由の一つが、この自分のスピリットの欠如にあったような気がする。
人類のため、地球環境のため、世界平和のために、、ビジネスを通じて自分ができることを真剣に探したい!
PEACE :)

火曜日, 2月 15, 2011

はじめにリズムあり〜Fela Kuti



昨年末からフェラ・クティを改めて聴き直していた。
1990年後半に高橋健太郎氏によってフェラの未発表音源が大量にCD化されていて、それらのCDをコツコツと集めたりしたが、むしろyoutube上にある大量のフリーな音源を貪るように聴いていた。(僕たちは、こんなにも良質でグルーブある最高の音源をフリーで聞くことができる時代にいる!)

さきほどのブログで紹介したブライアン・イーノの新譜とシンクロしていたってことを今になって知った訳だが、僕も改めて音楽の面白さってものを、今一度フェラのアフロ・ビートからその答えを探そうとしていた。
今日、音楽がどんどん複雑で怪奇になっていくなかで、「はじめにリズムあり」という感じでワン・コードかつ無駄をそぎ落とした人工的で退屈なミニマルなビートの上に、次々とサックス、ボーカル・コーラスなどによる肉体的な重厚なグルーブが重さなることで、リスナーを糸も簡単にあっちの世界へと連れ去ってしまうフェラのミュージック・アーキティクチャーって最高にcool。
僕は、トーキング・へッズとイーノによってフェラの存在を知った80年初頭、リアルタイムでフェラの12インチシングルを輸入レコード屋で高いお金を出して買い漁っていたのだが、その頃のチカラの抜けたグルーブがたまらなく好き。

ともかく、現代のクラブ・ミュージックも元を正せばフェラのミュージック・アーキティクチャーに行き着くわけで、これは発案者であるイーノが彼の新作によってそのセオリーを30年ぶりに証明してくれている。
とはいえイーノの新作“Small Craft On A Milk Sea”は、やはり難解でもあることは否めないが、それを解く鍵はフェラ・クティにありそうだ。

Brian Enoの新作。すごい。



ブライアン・イーノが昨年12月に新作“Small Craft On A Milk Sea”を発表していたことを知らなかった。
ファンとして恥ずかしい。
しかも、本作は、なんとテクノ系のWARPレーベルからリリースされているのも凄く意外。(WARPにとっちゃ、イーノ御大は“雲の上”の存在だもの!)

イーノ曰く「このアルバムに収録された楽曲のほとんどは、クラシックな意味合いのコンポジショ ン(作曲)ではなく、インプロヴィゼーション(即興)から生まれている。それらの即興は、曲としてではなく、むしろ風景として、ある特定の場所から抱く感覚として、あるいはある特定の出来事が示唆する提案として完成させようと試みられている。歌い手は存在せず、語り手も存在せず、聴く者が何を感じるべきかを指し示す案内人も存在しない。これらは音のみで作られた映画’sound-only movies’なのである」。
そう、時/場所/テーマを選ばず、聴く者の意識に委ねられる驚くべき画期的作品になっているのだ。(amazon.co.jpによる)

エリック・サティ、ジョン・ケージの流れをくむ偉大なる現代音楽家であり、そして思想家でもあるイーノ。
本作は音楽産業がyoutube、ダウンロード時代となり、リスナーはあえてCD作品を買わずしてアーティストとコミットできる時代へとパラダイムシフトしたことを印象づけるような作品でもある。
だから、あえてCDトラックの曲順を意識するような必要はないし(実際にCDとitunesバージョンでは曲順が異なる)、音をアウトプットする装置もヘッドホンを意識したようなサウンドにミックスされている。(皆さんも、先ずはヘッドホンをコンピュータのジャックに突っ込んで聴いてみて!)
以前からイーノは「ダウンロードは音楽産業にとっての新たな可能性である」と示唆していたが、今回は、それを意識しリスナーへの新たな音楽の楽しみ方を提起している。
ちなみに、新作の全曲をyoutubeでフリーに聞くこともできる。僕はイーノのCDはほとんど持っているけど、本作はCDも買わないし、itunesでダウンロード購入するつもりもない。

僕はイーノの1989年の吉野・天河神社での奉納演奏を体験したが、その時の即興演奏とこのセッションとは、コンセプトが非常に似ているように思える。
天河セッションでは「音楽と音との境界線を取り除く」というコンセプトで永遠と5時間ぐらいの実験音楽を繰り広げられたが、今回は「従来の音楽が演奏者あるいは曲がリスナーを隷属するという概念から解放し、リスナーの意識に委ねる」というものである。
これら2のセッションは、音楽の固定概念を壊すという意味で共通している。それ故に今回の作品が新たな音楽史そしてイーノのキャリアを大胆に塗り替えられる衝撃作として、また21世紀最も意義深い作品として位置づけられようとしているわけだ。

なお、このセッションビデオで注目すべきところは、イーノから演奏前に楽譜ではなくギタリストのレオ・アブラハムスには「ワンコードのみを弾くこと。そして、ものすごく退屈に」、キーボード、サンプラーのジョン・ホプキンスには「1小節に○回のノイズを入れなさい」と指示したうえでの即興演奏であったことが容易に想像できる。
ギターのワンコードは、アフリカのフェラ・クティに影響されたアフロ・ビートでイーノのフェバリットなものである。これは、トーキングヘッズで実証された手法として有名。だから、この曲の重要なノリを支配しているは、一見して裏方にあるように思えるレオアブラハムスが退屈に弾くリズム・ギターにあるのだ。

木曜日, 2月 10, 2011

READY TO DIE〜ソーシャル・メディアがもたらしたエジプト革命

今回のエジプト民主化デモをみて、胸をなで下ろしているのは中国政府高官と北朝鮮政府だろう。
一連のデモのきっかけは、グーグルの幹部ワエル・ゴニム氏の開設したフェイスブックのページから始まったと考えられているからだ。
ソーシャル・メディアのチカラはすごい。
中国政府は、おめでとう。ここだけにフォーカスすれば、長年にわたり万全にネット規制をしてきたあなた達はさすがに先見の目がある。

英雄となったワニム氏の最新のインタビューが今夜もCNNで流されている。逮捕釈放後、傷つき、涙ながらに語る姿勢に、ロックスター並みの(こういう表現はよくないのだが)オーラーがある。
「僕はこのデモのために死ぬつもりだし、死んだってかまわない。誰も僕たちの希望を潰すことはできない。自分達は国を取り戻すのだ!」まさしくヒーローの言葉に、あなたも感動し涙するだろう。
そして、愛する家族との死別も覚悟し、間違った政治指導者から国を取り戻すという「市民革命」というものがどんなものかを知るだろう。
あの悪夢な天安門のように、エジプトの一国の歴史から、この民主化デモが葬られないように、必ず、勝利してほしい。
そして、平和ボケ、ダメ政治、無関心という重病に罹っている日本人にとって、これは決して単なる他人事でバーチャルな出来事ではない。

月曜日, 2月 07, 2011

グルーポンで浮いたお金でチベット難民へ寄付?

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今日のCNNは大忙し。
エジプトの民主化デモ、オーストラリアの自然災害、そしてスーパーボウル(・サンデー)まで、今夜はテレビに釘付け状態だ。

注目のスーパーボウルのCMは、今年はグルーポン社のものが物議を醸しているらしい。チベット問題に触れていて、中国のネットユーザーからの猛反発を受けているそうだ。

内容は、僕も大好きなドラマ“レバレッジ”の主演ティモシー・ ハットンが、
「チベット文化が中国に侵略されて絶滅の危機にある。シカゴにあるヒマラヤ・レストランに行ってグルーポンで半額になって浮いた金を Tibet Fund に寄付してチベット難民を助けよう!」というもの。
グルーポン社の save the money という一企業のキャンペーンに、チベット問題を引き合いにしたということで、新たな米中問題へと波及しそうな勢い。
中国政府が目くじらを立てているのが想像できねよ。日本なら絶対にありえない、こういうアメリカらしいブラック・ユーモア、僕はこういうの大好き!
日本企業もグルーポン社に見習って、ここまでストレートには表現できないとしても、“ジョーク”でもって中国政府とか日中問題に勝負してほしいよね。今の民放TVで流れるバカなお笑いじゃなくて、この停滞した空気を笑いで吹き飛ばせるブラック・ユーモアがこの国には足りなすぎる。

それにしても、スーパーボウルでのVolksWagenのCMは傑作だ。
わんこ、赤ちゃん、それから朝食にママからCLASSIC PB&J SANDWICHを強制させられているところとか、たまらなくかわいい。

日曜日, 2月 06, 2011

make it happen

プランニングにおいて、「戦略」を立てるときは、簡単な方法に流れないことが重要。
「難しくて正しいことを正しい方法でやる」のだ。
簡単なことをすぐやる戦略ではほぼ意味がない。インパクトがない簡単なことは、24時間以内に真似されことがあるが、難しくて正しいことは、面倒で仕組みに時間がかかる。

次にそのアイデアや戦略を実現するためには「実行力 make it happen」こそがものをいう。
make it happenさせるためにはプランニングとは別の力が必要となる。だから、覚悟して取り組まなければならない。
実行力とは、「自分で実行する力」というよりも、「みんなに納得して実行してもらう力」だ。
これはプロデュース能力ともいえる。

次に、ビジネス・パーソンとして身につけるべきスキルは以下のとおり。
もう一度、原点に戻って、自分の能力を客観的に評価し、弱点を補強しておくとよい。
・分析力
・戦略的思考
・リーダーシップ
・マーケティング・ブランディング
・ファイナンシャル知識
・コミュニケーション力(英語)
・トレーニング
・多国籍カンパニーとの恊働

土曜日, 2月 05, 2011

僕たちのやっていることは香水調合師みたいなもの

どんどん安定した状態から離れ、
その日その日を暮らし、信頼に足る確かな、少なくとも実行しうる価値観を、
状況に応じて捨てたり取り替えたりしながら、次の時代の空気感を探りながら創造し続けていく。
自分自身はこの状況をむしろ楽しんでいる.

この心境は素人の香水調合師みたいなもの。
知りたがりの指を膨大な成分の貯蔵庫につっこみ、
経験を寄せ集めて、どの組み合わせが意味をなすのか、
確実性を求めず、ただより良い判断をする可能性を探っている。

水曜日, 2月 02, 2011

ニューイヤー・イブ



プレッシャーで押しつぶされそうな日。
こういう日は、布団の中で一日中眠ると決め込むか、それとも、どこかへ逃避行したい気分だ。
(関係者の皆さん、ご心配なく!僕はちゃんとディスクに座って仕事してますよ)

旧暦では、今日はニューイヤー・イブ。だから、明日からが2011年のスタート。
占いでは僕の運気は2011年から上昇に向かうそうだが、本当にそうなれば嬉しい。
でも、所詮は占い。自分の将来の運勢は過去の自分の行いによって決まるわけだし。。
それにしても、今日の体調と気分の落ち込みには、きっと何か理由があるはず。節分の“鬼”のせいか?
そういえば、今夜の天河神社は「鬼の宿」神事が執り行われる。僕は鬼が怖いから行かないけどね。

まぁ、とりあえず、今日一日は“死んだ振り”をしておこう。

日曜日, 1月 30, 2011

ライフスタイル革命〜Fit For Life


やれやれって感じて、修士論文も遂にこの週末で完成。明日、早朝から奈良の小学校での出前授業に参加してから、夕方、大学院へ提出する。
これで、僕の「日中ビジネス研究」の第一ステップは全ては終了。第二ステップ(博士課程)は平成24年度からスタートする予定。
来年度は、経営に集中したいから、大学院は一旦はこれにて休憩。ふぅ〜。

最近の収穫。
それは、『ライフスタイル革命』っていう本。
ハーヴィー・ダイヤモンドとマリリン・ダンアモンドの著書で1985年ぐらいにアメリカで出版され、1200万部のベストセラーとなった。

健康、食を通じたライフスタイルのこれまでの価値観に対するパラダイム・シフトのためのガイド本っていうところだろうか。
僕は、この本を5年程前に購入し、斜め読みした後、本棚におきっぱなしにしていたが、もう一度、読み返したくてみたら、あれからベジタリアンになった僕にとっても、パラダイム・シフトだらけの素晴らしい内容。
ずはり、「ナチュラル・ハイジーン」について書かれた本です。

ベジタリアンになってみて、改めて読み返したこの本の内容は、全てが納得。
まさしく僕が目指しているライフスタイルがこの本には詰まっている。

自分の健康と幸福と全ての生き物、そして、地球のためには、「食」から見直さないといけない。

「人は“生命の法則”とフィットしていれば、決して太ることはないし、疲れや痛みを知らず、エネルギッシュに人生をエンジョイできる」
「人間の体は、生命に必要なもの(体にふさわしい食べ物(新鮮な野菜から摂れるファイトケミカルなど))、純粋な水や空気、日光、十分な睡眠、運動、良い人間関係など)と、生命を脅かすもの(毒-薬、アルコール、カフェイン、ジャンクフード、加工食品、多量の動物性食品など)があり、前者を与えられれば健康になり、後者が与えられると病気になる」

ごくあたりまえのことのようだが、この本の要点は以下の3つ。
・水分を多く含んだ食べ物(果実と野菜)を豊富に摂ること
・食べ物は正しく組み合わせ、タンパク質食品と炭水化物食品を一緒に摂らないこと
・果物は(胃が空のときに)正しくとること

なお、この本の素晴らしいところは、翻訳者の松田麻美子氏自らが、ナチュラル・ハイジーンの世界的パイオニアでもあるというところ。
日本人の食生活やライフスタイルへのフォローがきっちりされている。
30年前のことだが、アメリカの食文化の危険性を客観的に分析しながらも、日本がそのアメリカ型の最悪なパターンに近づいていることに警鐘を鳴らしている。
そして、松田氏の結論としては、ベジタリアンがベスト。無理でも、可能な限り、肉魚を摂らないことを人々に訴えている。

癌や脳梗塞などの死因が肉食(魚を含む)にあるわけだし、肉食は地球環境破壊にもつながっていて、しかも、動物愛護の精神に全く反しているわけだから。
この内容は、我がチベット仏教のグルであるリンチェンドルジェ・リンポチェがおっしゃっていることと全く同じであることも驚きである。

土曜日, 1月 22, 2011

ホームシック



今抱えている仕事を早く収束させて、新規の沖縄プロジェクトへと移行したい。
また、無性に沖縄ヤンバルの空気を思いっきり深呼吸したい。
ヤンバルの森のイタジイの木々は新緑で輝いているだろうか。
東シナ海の蒼い海は、もう、初夏の陽気を島に届けているのだろうか。
今年も島桜はさぞかし満開で、山々をピンク色に染めていることだろう。

目が回るぐらいに早いスピードで北の空へと流れていく不思議な形をした雲。
燦々と輝く夜空の星たち。
ゆっくり流れる島時間。
座って波音を聞いているだけで瞑想ができる浜辺。

神様、もう限界です!
1日に原稿を200枚でも書き上げますから、どうか、一日でも早く、僕をヤンバルに帰らせてください。
気が狂いそうです。

金曜日, 1月 21, 2011

心に蓮華を咲かそう


蓮華は、澱んだ汚れた水面に綺麗で可憐な大輪の花を咲かせることから、
仏教では、人間の欲望で渦巻くこの娑婆世界でさえ、仏の慈悲は全ての生きとし生きるもののもとに必ず現れることを表す。

だから、どんなに辛くハードなこの世の中でも、心の中に香しい麗しい蓮華を咲かせて、タフにそして可憐に生きていこうと思う。そして、他人へは慈愛の気持ちを決して忘れずに。

ちなみに、僕の新しい中国人秘書の名前は“夏に咲く蓮華”という意味だそうで、祖父からその名を頂いたという。その名の由来も、全くもって上記の仏教的解釈の通りだそうだ。
中国人の名前は、詩的で意味が深く、そして、限りなく美しい。

僕のiPhoneの待ち受け画面はもう1年前以上も前から蓮の花の写真だし、“夏の蓮”嬢とのご縁にも深いものを感じている。

木曜日, 1月 20, 2011

僕の淹れる紅茶が美味しい訳



会社のスタッフが僕の淹れる紅茶が美味しいって、いつも褒めてくれる。
例えば、僕の出張中にわざわざオフィスからSMSで「ボスがいないので、自分で淹れましたけど美味しくありません、、」とかなんとか、可愛いメールが届くと、ついつい、こっちも調子に乗って、まるでティー・ボーイのごとく、せっせと紅茶を淹れてあげたりするわけだ。
たしかにお世辞にも彼女の紅茶は美味しいとは言えないけど、うまいことを言う!

美味しい紅茶のルールはインターネットにいくらでも溢れてるし、別にたいしたことでもない。
それよりも、ありきたりのことかも知れないけど、相手への気持ちを心から込めながら、自分だけのお祈りの言葉を紅茶の葉っぱに念じる。そうすれば、美味しくなって当たり前。
美味しいお茶を一口飲めば、陽が射したように温かくて自然と皆の笑顔が溢れ心も緩む。

最近、小学校にお邪魔する機会が多いのだけど、校長室に通して頂いたときなどは、本当に心のこもった美味しいお茶をいただくことがある。
また、我がチベット仏教の師リンチェンドルジェ・リンポチェが経営する台湾の寳吉祥グループには、従業員へお茶をサーブするためだけの専属のティー・レディが雇われていて、スケールが違う。従業員は、とても高級な年代物のプアール茶などを好きな時に喫茶コーナーで淹れてもらって飲むことができる。

喫茶店とかスタバにも行かなくなったが、お金を払ってまで、水っぽいお茶を飲みたいって思わなくなった。

月曜日, 1月 17, 2011

2010年に読んだ仏教の本


そういえば、僕は最近ビジネス書も読んでないし、お金の本も読んでいない。
ビジネス書やお金の本は、ある意味で精神安定剤でもあったが、もう、卒業。

で、どんな本を読んでたかというと、ご想像の通り仏教関係。

著名なところでは、
中村元先生の「ブッダのことば」、「ブッダの真理のことば・感興のことば」
これは、大学生時代、インドに旅したときにも持っていった愛着のある本。

めるくまーる社の「ミラレパ」は、おおえまさのり氏による翻訳で、チベット仏教カギュウ派の偉大なるヨギーのミラレパの自伝。現在は絶版中。チベット仏教を学ぶものとしては必須の本で、修行者の心得やチベット人のものの考えがよくわかる本。人間の精神というのは、1000年前から然程変わらないし、僕たち先進国に住む人間にとっては、チベット人らの精神性には到底かなわない。ちなみにこの本のデザインは横尾忠則画伯。

C・トゥルンパは、中国人民解放軍侵攻により1950年代に英国とアメリカに亡命し、欧米諸国にてチベット仏教の奥義を広めた功績をもつカギュ派の活仏。そのトゥルンパによる「心の迷妄を断つ智慧」は、ナーローパが師であるティローパから与えられた幾多の困難と苦行を乗り越え悟りを得ていくプロセスを解説したもの。1000年前当時、インドの仏教大学の教授としてエリート街道まっしぐらのナーローパが俗世の社会的ステータスやプライドを木っ端みじんに切り裂いて、捨て身となって師ディローバのもとへ帰依し悟りを得ていく姿を、C.トゥルンパが60年代にアメリカ人弟子に解説したもの。この本は、アメリカのカウンター・カルチャーに大いに影響を与えたらしいが、未だ僕の理解の域を超えている。

で、そのC.トゥルンパのアメリカ人カギュ派弟子のペマ・チュードゥンの「すべてがうまくいかないとき チベット仏教からのアドバイス」は、「苦」が生じたときに、現代人が生活のなかで如何にして対処すべきかについて解説されたもの。僕は、昨年、常に「苦」と一緒だったで、とても心が軽くなった一冊。

そして、我がチェソン法王の自伝「From the heart of tibet」。チベットの貴族の家に生まれ、前法王の生まれ変わりと認められ法王となり、1950年代には中国人民解放軍のチベットへの侵攻をうけ強制収容所に送られるという屈辱を受け、ナイフと僅かな食料だけでヒマラヤを超えインドへ亡命したことや、アメリカに留学し何とマクドナルドでバイトした経験など、これだけで立派な映画のシナリオになりそうな波乱な人生を経験された我らの法王。

ガムポパの「解脱の宝飾」は、1000年も前からチベット仏教カギュ派の僧侶達に読み伝えられてきた古典的テキスト。

ところで、我が師、リンチェンドルジェ・リンポチェによると、「ブッダのことば」などにある釈迦の教えは、全て、仏教に帰依した修行僧に向けて発した言葉であるとのこと。だから、一般の人には理解が困難であるらしく、確かに、かつては、中村先生の翻訳された美しい言葉だけが印象に残ったが、その意味は何のことやらさっぱりわからなかった。
だから、これら書物を読んで仏教をわかったつもりでいても、実は、何もわかってないらしく、師の口伝と自らの実践によってこそ智慧は得られるのだそうだ。

水曜日, 1月 12, 2011

朝型の生活に戻りました(^^)ニコ



今朝は、すっきりと5時に目覚めた。
なんたって、また明日から小学校のチビちゃん達の授業がスタートするんだもの!いつまでも寝てらません。
なんか、ワクワクするなぁ。
今月も和歌山、福井、京都、大阪、兵庫、神戸の小学校巡りに大忙しだ。
新しいスタッフも増員して心機一転!おかげでオフィスも少しリフレッシュ。
沖縄プロジェクトもそろそろスタートしそうな予感がするし、これから忙しくなるぞぉ〜い。

ラジオで朝5時からスタートするDJ Samantha Vega(カナダ)の気持ちいい選曲とカッコいいトークで感情が高揚し、なんか早朝からハイになっている俺。

これから、高イビキで寝てる愛犬を叩き起こして、朝の散歩に行ってきます。

では、Have A Nice Day!

火曜日, 1月 11, 2011

めでたいひと

西宮えびすの日。
本日、遅ればせながら義父母のもとへ新年の挨拶に行った帰りの阪神電車が、大阪ドーム前駅からのKinKi Kidsのコンサート帰りの女性ファンの集団と西宮駅からの恵比寿さん帰りの集団とが入り混じり合って、ごった返しの満員御礼の状態に。このカオス的な2組の組み合わせは勘弁願いたい(苦)。
車両に居合わせた若い数組の子連れ夫婦の酔っぱらい参拝客の公共マナーの悪さには辟易した。
拝殿の前では商売繁盛を願い、その帰りの公共の場での悪態!
神様は神殿だけでなく、人間一人一人のなかに宿しておられるんですよっ。
こんなひとは残念ながら、せっかく授かったご利益もその瞬間にして消えてしまうわけで、家族全員でわざわざ神社までお参りに来る時間とお金がもったいないと思うんだ・・

この電車は普段使わないが、野球とか大きなイベントがある日に鉢合わせになると、結構嫌な気分になることが時々ある。
ちなみに、かつてあれほどまでに、日本全国の神社に通いつめてきた僕だったが、ある理由から初詣すら行かなくなった。

日曜日, 1月 09, 2011

Life is Like Surfing


3連休の真ん中の日曜日。
朝は、久しぶりに、のんびりとinter FMでLazy Sundayを聴きながら過ごす。
ジョージさん、相変わらず選曲がいい。というか、さすが、往年のサーファー(いまでも現役だそうです)らしく心地いい昔の西海岸の音をセレクトしてくれる。でも、決して古くない。
そして、いまAl Cooperのことを語ってくれるDJなんて、この人しかいない!
出世作であるディランのLike a rolling stoneのレコーディング・セッションでの裏話は面白かったなぁ。

そのジョージさんのブログに彼の昔のエッセイが紹介されていた。
アメリカで過ごし、インドを放浪し、日本に帰国してから様々な事業を経験されてきたジョージさん。
このエッセイで書かれている仕事や人生の教訓とサーフィンとの共通点は、大いに共感する!
いまの僕も、かつて経験したことのない大きな仕事の波にワイプアウトし、一人水面下でもがきながらも、ようやく水面に顔を出せたような状況だ。そして、懲りずに、さらに大きなビッグウェーブに挑戦しよとしている。


Put Your Foot Down And Go
(By George Cockle)
僕は海に入る前、10セカンドルールをアプライする。このルールというのは10フィートの波は、波と波の間隔が10秒以内になると危ない。8フィートなら8秒以内が危ないということだ。もしそれ以内に波がくると、巻かれて上がって来たときに、再び巻かれて息が続かなくなるからだ。このルールは昔、サンフランシスコのビッグウエイバー、マーク・ドック・レネカーが教えてくれた。彼はドッグ・ハザードという名前でも知られている。サンフランシスコの海は簡単に出られるチャンネルがないから、サーファーは入る前に波を見て、計算しなくてはならない。このルールは、彼が海に入る前にカウントしているのを見て、直接聞いたものだ。

大きい波に行くときは、リスクを背負えるかどうかにかかっている。リスクを背負え切れず、波に乗る瞬間に、一瞬でも立ち止まったら波の上から落ちる。落ちてから、あっと気付くんじゃないんだ。落ちる前に、あっと思うんだ。立ち止まらないように、しっかりと自分をつくっておくことが肝心だ。

サーフィンはコミットメントだ。100%コミットできなければ、ワイプアウトする。波の大きさは関係ない。膝腰の波でも、コミットしなければワイプアウトする。波が大きいほど、リスクも大きい。そのリスクを背負えないならチャレンジを取ってはだめだ。チャレンジできる自分になることだ。巻かれている間、息が続くことが肝心だ。巻かれても大丈夫だと自信があれば、乗るだろう。実際には大きい波でも小さい波でも、乗ることには変わりはない。違いは、落ちて上がってくるまでの時間だ。リスクは巻かれたときだけに、発生する。

仕事も同じだ。自信がないから引き受けないほうがいい。仕事も大きければ大きいほど、リスクが大きい。経済的なリスクかもしれないし、精神的なリスクかもしれないし、肉体的なものかもしれない。この3つは正三角形だ。サーフィンでも肉体的についていけなければ、精神的にもついていけない。身体に自信がなければ、巻かれたときパニックになる。波が大きいほどサーフボードも折れる可能性がある。サーフボードを買う経済的な余裕もあるかどうかだ。仕事もサーフィンも同じだ。人生も同じことがいえるんじゃないだろうか。

金曜日, 1月 07, 2011

正月ボケの効用


《2007年10月インド ウッタランチャル州ディラドンのカギュ派寺院にて》

毎年のことなんだけれど、正月を過ぎると、どうも体内時計がおかしくなる。
たぶん、これまでのサラリーマン時代に、正月明けから本格的に年度末に向けた戦闘体制に入って、1月からの3ヶ月間は昼と夜が逆転した生活を20年間も続けてきた習慣が抜けきれないからだろう。だから、習慣ってやつは怖い。
こういう時は、体のサインを素直に受け止めて、早く家に帰って、早めに眠りつくに限る。
今年の正月は、特に、それらしい正月モードで過ごしたわけでもないのに、正月ボケっていうやつは、長年の習慣からきているようだ!

さて、そんなエンジンがフル回転できなくて、もどかしい自分だが、こういう時こそ、今一度、自分の人生ってものを思案するいい機会でもある。

例えば、僕たちは何のためにお金を稼ぐのか。

一生懸命勉強し、お金を儲け、子供を産み、家を買う。
なぜ? その答えは、全て「安心感」がなく、将来何処に行くか分からないからである。故に、自分の心に安定と安心を感じ得ようとする。しかしながら、僕たち人間は、この「安心」を買うために、手段を選ばず他人を傷つけ、時として悪因の種を多々蒔く。

例えば、僕が20年間勤めてきたコンサルタント会社で、僕はエンジニアとしての能力を社会に開花させ、そして、公共事業を通じて社会貢献をしてきたと思ってきたが、これも結局は驕りである。僕がプランニングした事業によって、確かに多くの人々の生活は便利になったかもしれない。しかしながら多かれ少なかれ、その地域の自然環境やそこに住む人々の文化や地域コミュニティは傷つき失われダメージを与えてきたのも事実だ。
それでは、今、自分が関っている地域活性化はどうだ?!
地域再生のためには、負け組といわれる負の要素がでてきても、それは良しとするのか?

兎に角、先ず取り、儲けて、問題があれば後ほど解決しようする。これは全人類の多かれ少なかれの共通した罪だ。
僕は、これから自分の事業を通じて、このカルマから離れて、悪因を取り除き善の種をまく仕事をしたいと本気で思っている。
全ての人類が幸せを得るためには、善に向かう道を模索することからはじめるしかない。
そんな大それた課題は、正月ボケの今しか、真剣に思案できる機会はない。
(この日記には、リンチェンドルジェ・リンポチェのご法話の内容が含まれています)

木曜日, 1月 06, 2011

CLASSIC PB&J SANDWICH


ラジオでアメリカ人のDJが彼らが日頃食べているサンドウィッチの話をしていて、ピーナッツバターのサンドウィッチを教えてもらった。
アメリカ人の小学生の定番のランチ・ボックス(いわゆる弁当)がこれで、こいつのせいでアメリカの少年少女がブクブクと醜い肥満児となっていくっていうのは、僕も以前から知っていた。
で、本場では、その太りそうなピーナッツバターに、さらにイチゴかグレープのゼリーと合わるのが定番らしい!
これをCLASSIC PB&J SANDWICHって言うらしいよ。
そのDJは、グレープ・ゼリーが最もフェバリットだそうだ。

これを聞いて、最初もの凄く気持ち悪かったんだけど、試しにやってみたら、結構、いける!
オフィスの昼食に、時間がない時とか、お金がない時、あるいはその両方(笑)の時には最高!
友人にこの話をしたら、「いくら節約とは言えそんなジャンクな食事は健康に悪いからやめなさい!」ッて忠告されたけど、添加物もないし、トランス脂肪酸フリーだから、食べ過ぎなければコンビニのサンドなんかより安全でヘルシーなんじゃないかなぁ。皆さんも、一度、騙されたと思って試してみて!
僕はピーナッツバター&フレッシュ・バナナ(pb and banana)がお薦め。

でも、こんなの毎日食べてたら、いくらなんでも飽きるから、たまにはカーキューバン・サンドっていうイギリス人の定番のサンドもよい。これは、逆にキュウリだけのいたってシンプルなサンドながら、もの凄く美味しい。
食事にかける時間とお金を目一杯に節約する合理的なイギリス人らしい発想。
でも、パンとバターはできるだけ上等なものをセレクトしてねっ。