木曜日, 8月 27, 2009

2009 Best Of Summer(2)

上から
・安徽省銅陵市での皆既日食記念式典の様子。制服の人は宇宙飛行士
・市政府による歓迎晩餐会。副市長、フランス上海領事らとともに
・日食記念ステージ。ワイドショーでよくみる将軍様の国のようなゴージャスさ
・安徽省の豪華な郷土料理
・日食はあいにくの曇り空だったが、あたりが一瞬にして真っ暗になる神秘体験
・長江流域の観光客皆無の世界遺産級の古いまちなみ







2009 Best Of Summer

今年前半のマイ・ベストはこんな感じ。

・Melody Gardoy “My One And Only Thrill”
・Bell Orchestra “As Seen Through Windows”
・Grizzly Bear “Veckatimest”
・Black Eyed Peas“E.N.D”
・Dirty Projectors“Bitte Orca”
・Allen Tossaint“The Bright Mississippi”
・Joe Henry“Blood From Stars”
相も変わらず、i-tuneストアーでダウンロード購入の日々。先日のi-bookのハードメモリー・クラッシュによって、約20枚のダウンロードファイルが丸々消去。こういうトラブルがつきものたが、やはり便利さ故にCDは買わないだろう。
メロディ・ガルドーは9月に待望の来日公演が実現。僕はデビュー当時からジュディ・シルの再来と評価してきた。
ベル・オーケストラは夏の終わりにぴったりのペンギンカフェを彷彿するようなクールな現代音楽。80年代にとりこになった実験音楽の延長ではあるが、トータスのジョン・マッケンタイアの参加で新たな領域へ。
グリズビーは、XTCのスカイラーキングのような感触をもったフォーキーな音。男心をわしづかみにするメロディとコーラス。
ブラック・アイド・ピーズは2009年夏の時点で最も最先端でクールなダンスビート。ワークアウトのBGMとして。
そして、ジョー・ヘンリーの最新作は、00年代の音楽シーンを代表する最高傑作の1枚かもしれない!新しくて古い音。プロトゥールズに頼らない音楽制作プロセスの原点回帰への挑戦状だ。2千円以下のCDだけど、2万以上もするあのニールヤングの初期のお宝を集めたNeil Young Archives 1 (1963-1972) が色あせてしまうだろう。

映画は、スラムドック$ミリオネアとグラントリノ。
特に、スラムドック。。
よって、ベスト・オブyoutube賞もM.I.Aのペーパー・プレーンズ

心に残った本は、ポール・ マッケンナの「億万長者脳」。
イギリスの催眠術師による内容はオーソドックスな自己啓発本だが、付録の催眠術CDが凄い!
もう、これで二度とお金に悩むことはないだろう!

旅の思いでは、中国で生まれて初めて体験した皆既日食と長江の自然保護区でみた野生のスナメリ。
皆既日食は、一瞬にして、あたりが真っ暗になり、神々しいほど神秘的な数秒間の体験だった。
そして、出張とはいうものの、ビジネスという枠や国境を超えた中国政府(銅陵市政府)の温かいもてなしに感謝

人生でも大きな転機があった。
チベット仏教カギュウ派の在家修行僧として帰依し、台湾在住の高僧リンポチェの弟子となったこと。
そして、去年、同じく台湾で偶然知り合った東京在住の日本人大富豪から実業界のイロハを学ばせてもらえる弟子の一人として認められたこと。
つまり、2人の師匠ができたわけだ。

木曜日, 8月 06, 2009

LSD(Long Slow Distance)でいこう

マラソンを始めて2ヶ月になる。
目下、12月のNAHAマラソン・デビューに照準をおいたトレーニングをしている。

人生や仕事を充実させるためにも、「走る」ことを日課とすることの素晴らしさを実感している。

この世の法則は全て、
「状態」→「行動」→「結果」というシンプルだけど普遍のサイクルだ。
現時点の状態が次の行動を生み出し、そして、その結果をもたらす。

だから、現状を改善して望むべき“いい結果”を得るためには“いい「行動」”を起こさねばならない。
これは、仏教でいうところの「因果の法則」。

「変えられるものを受け入れる心の静けさと、
変えられるものを変える勇気と
その両方を見分ける英知を我に与えたまえ」

LSD。。
60年代のヒッピーカルチャーのドラックではなく、ビートルズの名曲でフェイドアウトがギネス級に長い「“L”ucy in the “S”ky with “D”yamond」でもない。
マラソンでLSDは、ロング・スロー・ディスタンスのこと。
時間をかけて、ゆっくりペースで、長距離を走っていると、心も体も本当に気持ちよい。
しかも、i-podでお気に入りの音楽を聞きながら走ったりすれば、
エンドルフィンが放出されて、本当にハイになっちゃう。

何よりも、自己管理、時間管理などの仕事に通じるマネジメント能力も身に付くし、健康、深い睡眠というようなフィジカルとメンタル双方の効果もあるから、欧米ではエグゼクティブはみんな走っている。
いまでは、グレイトフル・デッドも、こちらのLSDでハイになって走っている。。。

21世紀は心の時代だという。
健全な体に健全な精神(心)が宿る。
だからこそ健康な体を鍛えるべきだ。
新鮮で自然に近い食べ物を。そして、肉食もやめてしまった。

僕がマラソンを始めたきっかけは、チベット仏教の師から座禅を教わっているとき、足が痛くて精神統一ができず苦悶しているときに叱咤いただいた次の有り難いお言葉から。

「君の頭脳は確かに素晴らしい。
世界をほんの少し変えるだけの智慧もあるだろうし、貧しい人々を救う技術をもっているかもしれない。
そして、インターネットで世界中の情報を瞬時に拾っては、まるで知ったかぶりだ。
でも、君は、こうして10分間すら精神を落ち着けて静かに座ることさえできないのだ。
座禅に耐えられない体である以上、君は精神世界を探求することも、仏教の道を歩むことも永遠に出来ないだろう」
という会話のなかから、座禅をマスターすることを目標に走ることによって体を鍛え直そうと発心したのだった。