木曜日, 2月 10, 2011

READY TO DIE〜ソーシャル・メディアがもたらしたエジプト革命

今回のエジプト民主化デモをみて、胸をなで下ろしているのは中国政府高官と北朝鮮政府だろう。
一連のデモのきっかけは、グーグルの幹部ワエル・ゴニム氏の開設したフェイスブックのページから始まったと考えられているからだ。
ソーシャル・メディアのチカラはすごい。
中国政府は、おめでとう。ここだけにフォーカスすれば、長年にわたり万全にネット規制をしてきたあなた達はさすがに先見の目がある。

英雄となったワニム氏の最新のインタビューが今夜もCNNで流されている。逮捕釈放後、傷つき、涙ながらに語る姿勢に、ロックスター並みの(こういう表現はよくないのだが)オーラーがある。
「僕はこのデモのために死ぬつもりだし、死んだってかまわない。誰も僕たちの希望を潰すことはできない。自分達は国を取り戻すのだ!」まさしくヒーローの言葉に、あなたも感動し涙するだろう。
そして、愛する家族との死別も覚悟し、間違った政治指導者から国を取り戻すという「市民革命」というものがどんなものかを知るだろう。
あの悪夢な天安門のように、エジプトの一国の歴史から、この民主化デモが葬られないように、必ず、勝利してほしい。
そして、平和ボケ、ダメ政治、無関心という重病に罹っている日本人にとって、これは決して単なる他人事でバーチャルな出来事ではない。

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