火曜日, 3月 29, 2005

光の龍

 これは、昨年の夏に天河神社の例大祭に訪れた時の出来事。
境内で厳かに行われた護摩法要の煙の中から突如出現した一筋の光。
まるで天へと登る光の龍のようだ。本当に不思議な体験。
この写真をみると、神の存在を感じると同時に、なによりも癒される。
僕が天河神社に初めて訪れたのは1986年の春だから、もう、20年近く通い続けていることになる。
 ここの宮司さんがenoが好きで毎日境内でBGM流しているとの噂を友人の一人から聞き、その当時の僕もenoのambient音楽に夢中であったことや、昔から吉野には惹かれる縁があったり、澄み切った綺麗な川の流れる雄大で美しい自然感とambientとの共通点をそれとなく感じていた。これは、イギリス人であるenoと日本人である僕自身との共通点を見つけ出したようで嬉しい感覚であった。
 それから1989年にenoが天河社に正式参拝して完成したばかりのすばらしい檜の香りが漂う能舞台でのサラスバティ(=弁財天。天河神社に祀られている神様)への奉納演奏を聴くこともできた。個人的には、この奉納演奏は、観世元雅の「唐船」のように、天河社、いや日本の芸能史の重要な出来事として後世まで記憶されていくことと確信ている。
 ニューエージ界の世界ではあまりにも有名な天河ではあるが、まずは深呼吸して、力まず、ゆる~い気分でここに流れる磁場と魂をシンクロさせれば、温泉につかっているような和んだ気分になれる。
毎回ここにお参りに来るたびに潜在意識のOSが少しずつバージョンアップされていくようで、気持ちがいい。


dragon Posted by Hello