水曜日, 1月 21, 2009

月を映すあなたの一日/ネイティブインディアンのことわざ


ネイティブアメリカンの教えがココロに響くときがある。

例えば、
『土地は先祖からの授かりものではなく、子供たちからの預かりもの』
地域コミュニティの解決策を話合うときに、地域の古い人間関係のしがらみによって、新しい観念が受入れらず躊躇していることがよくある。
伝統文化を守ることはもちろん大切なことだが、人はこういう概念を忘れてしまうと単なるエゴになってしまう。

『植物はどれもわれわれの兄弟であり姉妹。彼らはわれわれに話しかけ、われわれも耳を傾ければ、その声をきくことができる。』
エコロジーの原点。自然界と人間界を結ぶ超自然界の存在を忘れてはならない。
時にして、人は植物によって癒されるのだから・・。

もっとネイティブインディアンの教えを知りたい人は、「月を映すあなたの1日 訳・北山耕平」をチェックされたし。

火曜日, 1月 20, 2009

講演会ありがとうございました


1月26日は中国での旧暦の正月。
台北の友人から届いた年賀状には、
「今年は丑年。金の牛は福を捧げ、運勢をいい方向に変える」というメッセージが。
このブログを読んでくださっている皆さん、今年は金の牛を捕まえて、世界恐慌なんかには負けないよう、がんばっていきましょう!

さて、先週は、沖縄県大宜味村熊本県上天草市で講演会にたずさわった。
前者は自分が企画したもので、後者は自ら講師をした。

この2つの講演会にご参加くださった大勢の皆様、本当にありがとうございました。
僕の「競争から共創へのパラダイム・シフト」と題した講演は、
今、僕が地域活性化への大いなる魅力と可能性について感じていること、思っていること全て出したつもり。
地域活性化ビジネスには、かつてのマイクロソフト的な一人勝ちの囲い込みビジネスではなく、google的な相対的なビジネスモデルへの発想の転換を!というようなことがテーマでした。
でも実は、早朝に那覇から福岡、そして天草への移動疲れで、全く、巧く喋れてなくて、どれだけ伝わったのか心配だった。

ところで、今、少し前に話題になった「スターバックス成功物語」を読んでいる。
著者はスターバックス社CEOのハワード・シュルツ氏。
スターバックスの一見して高価なコーヒーが、富裕層をターゲットにしているのではなく、
低層者向けに展開したビジネスモデルであることを知った。
氏のスターバックス社や社員に対する愛情、そして、自らの貧しい生い立ちから成功までの過程、
アメリカ人の文化レベルまでをコーヒーの嗜好向上によって変革させるという、その面白い情熱。
世界恐慌のこの時代だからこそ、運命は自ら道開くためのカンフル剤として、多くの人に読んでもらいたい本。

水曜日, 1月 07, 2009

謹賀新年 2009丑年


2009年の年明けは、恒例のお伊勢参りでスタートした。
実家のある三重県名張市の近鉄美旗駅という超ローカルな駅から急行電車に独り乗り込んで近鉄伊勢市で下車し、
外宮→倭姫神社→月読神社→猿田彦神社→内宮
という順で、神宮内の全ての神様に新年の挨拶と祈りを捧げてきた。

沖縄、台湾という南方に拠点を移しつつある僕にとっては、
実家の伊賀、そして伊勢の芯から冷える寒さは、正直、辛かった。
所々で“熱燗”を補給しながら、凍える身体を暖め、ひたすら聖地にいる喜びに浸りつつも孤独に歩き続けた元旦だった。

さて、2009年の僕の目標は、『心』という宇宙を探求すること。
自らの人生の成功はもちろんのこと、激動の2009年を生き抜くため、そして、地球規模なマクロ観念での経済問題や環境問題など、、
これらの解決の糸口は精神世界、いわゆるスピリチャル・パワーにこそあるような気がする。
だから、身体的、精神的、霊的なパワーの源泉である『心』には、知られざる大きな可能性が秘められているはずだ。
観音菩薩の生き仏であるダライ・ラマも、心の重要さを民衆に説いておられる。
高度経済成長期をピークとする物質的な時代は終焉し、かつての「心」の時代へと再び移行しつつある。
お伊勢参りで、そんなことを確信した年の初めだった。

観音菩薩・・・
チベット仏教は観音菩薩信仰である。
僕は、この春から西国44カ所霊場巡礼をスタートすることを決意した。
44の霊場は全て観音菩薩を祀っているのだ!
そして、この巡礼が完結したら、再び、インドとチベットを旅しようと思っている。

先日、このブログで言及したように、「ザ・マスター・キー」、「7つの習慣」などのアメリカ発の成功法則の著書に書かれている内容と
チベット仏教の教えには、多くの共通点がある。
最近話題の脳科学者の茂木健一郎氏によって翻訳された「脳にいいことだけをやりなさい!」にいたっては、
個人的な見解だが、まるで、チベット仏教徒のための日々の修行のための実践本のようだ。
西国44カ所霊場巡礼は何をもたらしてくれるだろうか、と考えるだけで、ワクワクする。