月曜日, 9月 17, 2007

ありがとうジョゼ!


楽しかったジョゼ・ピニェイロ関西ツアーが終わった。
チェルシー(神戸)、拾得(京都)、カフェ・コロンビア(心斎橋)、それぞれ本当にご機嫌なライブだった。
僕は音楽好きの友人達にジョゼの音楽性の素晴らしさを力説してきた。
昨年の「eve氣みちひらきまつり」でジョゼのことを知ってくれて、ファンになってくれた人もたくさんいる。
地球の裏側のブラジルの、それもノルデスチ(北東部)というコアな音楽発信の地の、それも現在進行形で、、、しかも日本語の解説付きで堪能できるのですよ!
彼は、日本のブラジル音楽ファンにとっては、ノルデスチのイマを伝える吟遊詩人(歩くシンギング・ニュースペーパー!)といえる存在。

ユミの解説もよかった。
ブラジル音楽が様々な民族の融合によって、これほどまでに多彩で素敵な音楽が生まれたこと。そして、今でも新たなリズムが民衆のそれも若い世代から次々と生まれつづけているという事実。
あるいは、表現豊かな即興詩人の世界。彼らは内陸部に住み、読み書きができないらしい。
すべては過去から脈々と続くブラジル音楽の民衆レベルでの歴史と現在進行形の姿。

「民衆の知恵」という曲の解説では、ブラジルという国が500年前にポルトガル人に侵略されてから、支配者階級であるポルトガル人と、そして支配される側のインディオやアフリカ人奴隷、それとポルトガル人で流刑され否応無しにこの地にわたってきた白人たち。そういう2極社会のなかで、支配される人々(下流社会)がその屈辱を笑いとユーモアでもって豊かに生きるための知恵を唄うことによって生み出したという世界。これこそがブラジル音楽なんだと再発見!
そして、大好きな妖怪の話。沖縄やんばるの妖怪の世界との共通点も!いつか、やんばるでジョゼの唄を!

ブラジルにはジョゼのような素晴らしいアーティストは多い。でも、僕らががこれほどにまで、ブラジル音楽の今やその背景を直接教わることのできるのは彼だけだ。
毎年、ジョゼがこうして来日し、音楽を届けてくれること!って、ブラジル音楽ファンの日本人には貴重なことだ。

“サウダージー”の意味するところが、「美しい切なさ」っていうのも初めて知った。もっと、悲惨な「切なさ」を連想していたので、意外だった。こういうことも大発見!

木曜日, 9月 13, 2007

フロント・ベンチャー


3ヶ月ぶりにネクタイを絞めた。
先日退職したオフィスにて、元同僚たちとの会議。
あいかわらず、古くさい話題ばかりで、退屈だった。
『公共事業に関わる技術者よ、外の空気を吸ってごらん!。君等や僕らが知らない間に、世界は急速にグローバルにフラット化し、そして毎秒毎に天使が落としているビジネスチャンスを見逃しているのだ!』って、いつかは言いたいよね。ハハハ

その後、地下鉄で定年まであと6年を残している上司の愚痴にだまって耳を傾けていた。
会社そのものや、会社の再生に命をかけているという会社人間。
昨日までの僕もそうだった。
「この業界は、バブルの頃、好きなことがやれて、社会貢献もできて、おまけに報酬もよかった。でも、今は官僚体質という病気にかかってしまったのさ!」って、どうしてわかんないんだろう?

それから、浪花商人の本拠地、本町駅で彼と別れ、これから僕が命をかける夢のプロジェクト「デジタル空海」に共感し、その具現化に向けてコラボしてくれるITベンチャー起業家たちとの営業戦略ミーティングへ出席。
当然、話が弾む・・・
注目株のインドのIT企業のことや、近い将来に「液晶モニター」と我々の生活との関わり等の驚き発見の話題の数々・・全くもって刺激的だ!

夢や目標のある人生は本当に幸せだ。
その道がイバラの道であっても構わない。
彼ら彼女らと共に、人一倍、社会貢献してお金持ちになる。
それだけのこと・・・実に単純なミッションだ
これが僕の人生の『アウトカム指標』

ジョゼ・ピニェイロ関西ツアー


ジョゼ・ピニェイロの関西ツアーがスタートしています。
昨夜は神戸ライブで1年ぶりに再会しました。奥さんのユミさんもとっても素敵な女性です。
また、ノルデスチ・ワールドに浸れる幸せな日々!

そして、明日はまたまた京都ライブへ。すっかり、関西の追っかけです。
だって、こんなに濃厚なブラジル北東部の、それも現在進行形のリズムに酔えるんですよ!・・・贅沢!
 

火曜日, 9月 11, 2007

丸い雲・・中村滋の世界


知人で自然写真家の中村滋先生について紹介します。
自然の風景や身近な里山の小さな生き物たちの世界を通じて自然界の素晴らしさや尊さ、
そして、感謝する心の大切さについて表現する個性豊かな写真家です。
また、自らの写真を使い、子供たち、企業、宗教団体等、幅広い分野への積極的な講演会を展開されています。
その活動の根底にあるテーマは「いのち」だそうです。

この写真は、「まん丸雲」というタイトル。
〜「家の上空に丸い雲が出ました。目が両側にあって、何か動物の顔みたいな感じがします。(中村先生)」〜

神はいつも人間に何らかのメッセージを発しています。
現代人には、その自然界からのメッセージを受け取る感受性を再び思い出すことが必要なのです。

もう一人、コピーライターで滋賀県比良の里山を守る活動団体“比良里山クラブ”を主宰されている比良ミカンさんの言葉にも、その共通点があります。
〜「里山にカメラを携えて入っていくと、花や植物、昆虫たちが今にも“撮って!”と囁いている瞬間があるんですよ」〜

昨日までの残暑がようやく和らいだ清々しい空気と静寂に包まれた六甲山で、龍神のような形をした雲を見続けていました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
待望の中村滋先生のトーク&スライドショーが9月22日にマルガユニティ(大阪・本町)で開催されます。
主催者は、これまた知人の藤原真奈美さん(南インド古典舞踊家。マルガユニティ主宰)。
真奈美さんは、6月に、大重監督の映画『久高オデッセイ』を大阪で上映していただいたりと、これまたご縁ですね。
ちなみに、僕は残念ながらインドにおります。
http://homepage2.nifty.com/marga/sakusaku/6_1.htm

土曜日, 9月 01, 2007

kaki kingはすごいよ



先ずは、↑上のタイトルをクリックして↑
現在、イケイケ状態のKaki kingの映像。

僕は、偶然3年前にfujirock(オレンジ・コート)で見て、その驚異的なギターテクニックに吃驚した。
そのテクニックや彼女のスタイルとポジショニングは、あのジョン・フェィヒと比較されてると言う・・・Wow・
ファースト・アルバムはホントウによく聴いた。そして、最新作も評価されている。

対して、↓この過去のライブ映像は、そのオレンジコートでのgigに近い雰囲気。ユルさが懐かしい〜
http://www.youtube.com/watch?v=mGLs2WwIRa4

当時はあまり彼女の存在すら知らなかった(僕を含め)みたいで、客は20人ぐらいだったような記憶が・・
fujirockの良いところは、彼女のような未知数だけど、将来ビッグになっていくアーティストを発掘し出演させるところだ。

天地に恵みの雨を・・・


地底の水脈、龍の道
廻りて巡る・・まわりてめぐる・・・Ma・Wa・Ri・Te・Me・Gu・Ru
は、アメノミチ・・・
                         by 小嶋さちほ

現代の陰陽師。さちほさんとご一緒に・・
紀伊半島のレイライン上に縦断する地底の水脈が流れているという
ヤマトの龍穴神社(室生村)と丹生川上神社上社(東吉野村)にて、雨乞いの祈願。
静かな祈り、巌笛、祝詞が聖域に木霊する

翌日、奈良県に警報がでるぐらいの豪雨が大地に降り注いだ

ちなみに、丹生川上神社上社は、僕ら夫婦にとっても縁のある神社。
25年も前に発見した静かなる聖地。
そして、さちほさんにとっては、古神道の小林美元先生と修行した地だそうだ。
来年、この聖地にて瞑想会や野外フェスを開催するという・・・
異なる次元を繋ぐ不思議な縁・・・