水曜日, 10月 24, 2007

outgrowing the earth〜深刻化する水不足の世紀


outgrowing the earthとは、「人類の生産活動が、地球の自然システムの限界を超えつつある」という意味で、アースポリシー研究所長のレスター・ブラウン氏が提唱した言葉。
まずは深刻化する水不足の問題から・・・

石油資源の枯渇も確かに気になるが、地下水資源の枯渇という、それよりも、はるかに大きな脅威が忍び寄っている。
石油の替わりはあっても、水の替わりはない。

中国やインドなどの経済発展や工業化による需要オーバーや井戸掘削の過多による地下水の枯渇が深刻化している。

食糧生産は、水をきわめて大量に必要とする。
一人の人間の1日の水の摂取量は4リットル。だが、1日分の食糧を精算するにはその500倍の200リットルの水が使われている。
世界的な水不足は知られている。でも、ここで重要なことは、「水不足が、食糧不足に連鎖していくという恐ろしい事実」を、まだほとんど理解されていないということだ。

急速に拡大する水不足に対し、地球規模での水対策を実施することが急務なのである。

人間は、このまま自然界の摂理を無視し続け、地球環境へのダメージを与えるのであれは、それは地球にとっては癌細胞のような存在。
このままでいいのか?

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