土曜日, 10月 06, 2007

アウトドア熱、再び!


大親友で東京在住のシンガーソングライターのKさんと久しぶりの神戸での再会。
一応、目的はビジネスミーティングだったんだけど、当然、アクティブな二人は、神戸空港から我が家のレンタルガレージに直行してテントやらツーバーナーやら、ランタンなどのキャンプ用品一式を車にピックアップして吉野・熊野へと直行。
目指すは吉野の和佐又キャンプ場。ここは、釈迦ガ岳などの大峰山系を臨む絶景のキャンプ場。
今夜も貸切状態。
キャンプ場にアプローチする道路で出会った動物は、野うさぎ、鹿、フクロウ・・・
月明かりのなか、テキパキと2人でテントやタープを張り、ランタンの明かりとワイン片手に星空の下で二人で時間を忘れるぐらいの楽しい会話。
最高!男に生まれてよかったと思える瞬間。
あたりに霧が立ちこめると、さらに幻想的で、「ブナの大木のシルエットがまるで夜啼鳥みたいだ!」とKさん。
最新CDの最後の曲の「夜啼鳥」を演奏し始める頃には、僕はいつのまにやら深い眠りへと・・・

大自然の中でのキャンプは、本当に理屈抜きに気持ちいい。
過酷なアウトドアで快適に過ごすためのミニマルなアウトドア・ギアとは、
快適すぎず、足らなすぎず・・
このバランスがとても大切。
そういう些細なことで意見がぴったしと合うKさんとのキャンプは楽しい。

今回の周遊ルート
神戸空港→和佐又山キャンプ場→花の窟神社(熊野)→神倉神社(新宮)→玉置神社(十津川村)→湯泉地温泉(十津川村)→和佐又山キャンプ場→神戸空港

金曜日, 10月 05, 2007

シバァ神の都市、バァラナシ


仏教聖地サルナートからヒンドゥー教の聖地バァラナシはガンガー(ガンジス川)のガートへ向かうため、一人、リキシャ(自転車タクシー)に乗って移動。
自転車だから所要時間は1時間ぐらい。おかげで、インドの土埃や悪臭をいっぱい吸った。でも、嫌いじゃない。
今回の一人旅でのお供であるガイドブックは、Lonly planetの“India”。要するに、地球の歩き方の欧米版。
なかなか頼りになる。
例えば、バァラナシのページに、このような注意をしてくれている。
「しつこい客引きには決して、耳を傾けるな」とか、「無料でガイドを申し出る輩には注意せよ」。
だから、リキシャに乗って、ゴダウリアというガンガーの辺りのそれはそれは大変美しい中世の街並に近づくたびに、緊張し、心の準備をしたよ。
でも、結局、なんだかんだと言いくるめられて、その無料ガイド君のシステムにまんまとハマってしまったわけだ。
恐るべしインド人!
その後の展開はご想像のとおり。
でも、彼のお陰でとても短い時間で、バァラナシの聖地を200%堪能できて、愛妻と母親へのシルクの高価な織物までお土産を買えたということで、納得納得・・って感じで!

ダシャーシュワメード・ガートでボートを貸切って(1000ルピー!このことをプンツォクに知られたら激怒されるので内緒にしている)、ガンジス川を遊覧。ガンジス川から臨むガートの美しさに大感動。

ガンジス川の河原で沐浴する人、ヨガする人、祝福する人、花を売る人、ひげを剃る人・・・
その横の火葬場ではちょうど6体の遺体がダビに臥されていた。
かなり、生々しい火葬。遺体の足がちらりと見えている。
火葬場の直ぐ近く、“死を待つ人の家”にも行った。
50人の老人たちがいた。
火葬の煙が部屋に漂ってくる、ベッドもないコンクリート床にしゃがんで死を待つという心境に驚くばかり。
この地でダビにふされるとカルマから解脱することができるので、ヒンドゥー教徒には最高の聖地であり、人生の最後の巡礼の地である。
死を待つ老婆のために、彼女の火葬のために必要な薪代の寄付もした。
火葬場で犬2匹が何かを漁ってる。たぶん死体の一部??

生と死を考え見つめ直すことのできるシバァ神の都市、バァラナシ。
今回の旅の目的地のひとつ。
そして、ここは間違いなく世界最高の聖地だ。

自分の子供たちに、この聖地を見せてあげたい。

木曜日, 10月 04, 2007

Respect to money


あっという間に10月。
先日まで厳しい残暑に参っていたのに、今日は鼻風邪をひいてしまった。
インドから帰国してからは、すっかり仕事モードに突入。
毎日、バリバリと働いている。
九州プロジェクトもリスタートして、また、有意義な日々が戻りつつある。

そういえば、インドの奇跡は、未だに続いている。
それは、偶然、インドの地下鉄の車内で出会ったインド政府の官僚の方とのメールでの文通(懐かしい響き)
彼に、今、インドの優秀なIT企業や通訳を探してもらっている。
実現すれば、新しいビジネスへと展開させる目論み・・・

話は変わるが、旅行中、インド人の裕福な友人の言葉が印象に残っている。
「お金に感謝すること」
「もっと、ゆっくりゆっくり。君は何をするには急き過ぎている」
「君は今まで日本だけでしか仕事のターゲットとしなかっただろう。これからは世界を相手に仕事するんだ。そうすれば成功する」
そう、これらの言葉はこれからの人生での大切な鍵となるだろう。

結局7月から、片手間に仕事はしてたけど、3ヶ月の長期休暇でリフレッシュすることができた。
だから今は猛烈に仕事したくて、したくて・・・・っていう心境だ。

さぁて、疲れた頭に大好きなエジプトのRUBYちゃんの今世界一エロセクシー&クールな歌声を聴いて癒されよっと・・
アメリカならラップ、日本のJ-POP、、、こういう保守的でくだらない拝金主義の音楽を作っている間に、アラブ世界では世界を震撼するような魅力的な新しいポップミュージックが生まれているってことを知ってほしい!

水曜日, 10月 03, 2007

20年ぶりの印度へ


チベタン・インディアでシンガー、映画監督、俳優として有名なラダッキー・プンツォク氏のニューデリーのマンションにステイさせてもらい、彼の案内でデリー近郊のmajnu-tilaやネパール国境近くのウッタル・プラデーシュ州のDehradunなどの日本人には馴染みのない、けれども大変深いチベタン・コミュニティを訪ねた。Dehradunではなんと、ニューデリー空港でお合いしたチベット仏教Kargued派の高僧Chetsangリンポチェに謁見し再会するという奇跡も!
本当に、毎日が、奇跡続きのインド旅だった。

Chetsangリンポチェは、「こうして、あなたとお合いしたのも、すべては、あなたのこれまでのカルマによるものなのです。あなたは、これから私たちと共に、わたしたちの教えやチベットと日本との文化の橋渡しをする仕事をすることになるでしょう」と、おっしゃってくださった。

来日経験もあるプンツォク氏。来年は彼を日本によんで日本各地で彼のことを紹介してみたいと思う。また、彼も広島の原爆の悲惨さと平和の大切さをインドに紹介する映像作品を撮りたいそうだ。

さて、20年ぶりに訪れたインドのこと。
ニューデリーでは2年前に地下鉄が開業し、多くの人々が携帯電話を持ち、高級ホテルのバーや高級映画館での美男美女の華やかさといったら・・・本当に驚いた。
教育水準の高さゆえの豊かな知識と技術力。そしてITによってインドはこれほどまでに経済成長を遂げた。
一見して全く新しく生まれ変わったインド。でも、旧市街では、貧困、喧噪と埃っぽさ、しつこい客引き、不衛生な点は何も変わってはいなかった。

今回、インド行きを決断したのは、トーマス・フリードマンの「フラット化する世界 」という一冊の本だった。
今や、世界は本当にフラットだ!と感じた。
現に、インドでも、日本でいるときのように、インターネットや携帯メールでバリバリ仕事をこなすことだってできた。

そして、最後に。プンツォク氏との出会い。
来月早々のニューヨーク公演(ダライ・ラマのニューヨーク訪問に合わせたイベント!)に向けた準備に忙しいなか、貴重な時間を裂いて、インドやチベット文化の世界を深く案内してくれた彼に心から感謝です。

↓200枚以上!撮りためた写真をアップしています
http://flickr.com/photos/85447545@N00/

火曜日, 10月 02, 2007

こうして奇跡は始まった


その奇跡は、バンコクからニューデリーに向かう飛行機から始まった。
たまたま、隣のシートに座ったのは、チベタン・インディアでシンガー、映画監督、俳優として有名なラダッキー・プンツォク氏だった。

彼は、台北でのコンサートを終え、バンコク経由でニューデリーに帰国途中だった。
たった4時間のフライトで、お互いが意気投合し、そのまま、彼のニューデリーのアパートメントに泊めていたたぐことに・・

そして、ニューデリー空港で荷物を待っていると、神々しいオーラーを発するチベット人の高僧が数人の取り巻きに囲まれ、シンガポールから到着した便の荷物カウンターの前で立っている。
当然、プンツォク氏をはじめチベット系のインド人たちが祝福の挨拶のため集まっている。
高僧の名は、チベット仏教Kargued派の高僧Chetsangリンポチェ!

こうして、奇跡続きのインド旅が始まった。

月曜日, 10月 01, 2007

祝福の笑顔


幼かった頃・・・・
母親におんぶしてもらった電車の中で、
よちよち歩きの公園で、
人ごみの街角で、
見知らぬ人々が祝福の笑顔を降り注いでくれた
だから、精一杯の“笑顔”でこたえた

しかし、大人になっていくだびに・・・・
笑顔が少しずつ消えていく
人間同士が一瞬に繋がることのできる魔法を
今でも子供たちは知っている
だから、思い出す。スマイル・オン・スマイル
誰もが、今でもあの時のように、
あなたを祝福している

月曜日, 9月 17, 2007

ありがとうジョゼ!


楽しかったジョゼ・ピニェイロ関西ツアーが終わった。
チェルシー(神戸)、拾得(京都)、カフェ・コロンビア(心斎橋)、それぞれ本当にご機嫌なライブだった。
僕は音楽好きの友人達にジョゼの音楽性の素晴らしさを力説してきた。
昨年の「eve氣みちひらきまつり」でジョゼのことを知ってくれて、ファンになってくれた人もたくさんいる。
地球の裏側のブラジルの、それもノルデスチ(北東部)というコアな音楽発信の地の、それも現在進行形で、、、しかも日本語の解説付きで堪能できるのですよ!
彼は、日本のブラジル音楽ファンにとっては、ノルデスチのイマを伝える吟遊詩人(歩くシンギング・ニュースペーパー!)といえる存在。

ユミの解説もよかった。
ブラジル音楽が様々な民族の融合によって、これほどまでに多彩で素敵な音楽が生まれたこと。そして、今でも新たなリズムが民衆のそれも若い世代から次々と生まれつづけているという事実。
あるいは、表現豊かな即興詩人の世界。彼らは内陸部に住み、読み書きができないらしい。
すべては過去から脈々と続くブラジル音楽の民衆レベルでの歴史と現在進行形の姿。

「民衆の知恵」という曲の解説では、ブラジルという国が500年前にポルトガル人に侵略されてから、支配者階級であるポルトガル人と、そして支配される側のインディオやアフリカ人奴隷、それとポルトガル人で流刑され否応無しにこの地にわたってきた白人たち。そういう2極社会のなかで、支配される人々(下流社会)がその屈辱を笑いとユーモアでもって豊かに生きるための知恵を唄うことによって生み出したという世界。これこそがブラジル音楽なんだと再発見!
そして、大好きな妖怪の話。沖縄やんばるの妖怪の世界との共通点も!いつか、やんばるでジョゼの唄を!

ブラジルにはジョゼのような素晴らしいアーティストは多い。でも、僕らががこれほどにまで、ブラジル音楽の今やその背景を直接教わることのできるのは彼だけだ。
毎年、ジョゼがこうして来日し、音楽を届けてくれること!って、ブラジル音楽ファンの日本人には貴重なことだ。

“サウダージー”の意味するところが、「美しい切なさ」っていうのも初めて知った。もっと、悲惨な「切なさ」を連想していたので、意外だった。こういうことも大発見!

木曜日, 9月 13, 2007

フロント・ベンチャー


3ヶ月ぶりにネクタイを絞めた。
先日退職したオフィスにて、元同僚たちとの会議。
あいかわらず、古くさい話題ばかりで、退屈だった。
『公共事業に関わる技術者よ、外の空気を吸ってごらん!。君等や僕らが知らない間に、世界は急速にグローバルにフラット化し、そして毎秒毎に天使が落としているビジネスチャンスを見逃しているのだ!』って、いつかは言いたいよね。ハハハ

その後、地下鉄で定年まであと6年を残している上司の愚痴にだまって耳を傾けていた。
会社そのものや、会社の再生に命をかけているという会社人間。
昨日までの僕もそうだった。
「この業界は、バブルの頃、好きなことがやれて、社会貢献もできて、おまけに報酬もよかった。でも、今は官僚体質という病気にかかってしまったのさ!」って、どうしてわかんないんだろう?

それから、浪花商人の本拠地、本町駅で彼と別れ、これから僕が命をかける夢のプロジェクト「デジタル空海」に共感し、その具現化に向けてコラボしてくれるITベンチャー起業家たちとの営業戦略ミーティングへ出席。
当然、話が弾む・・・
注目株のインドのIT企業のことや、近い将来に「液晶モニター」と我々の生活との関わり等の驚き発見の話題の数々・・全くもって刺激的だ!

夢や目標のある人生は本当に幸せだ。
その道がイバラの道であっても構わない。
彼ら彼女らと共に、人一倍、社会貢献してお金持ちになる。
それだけのこと・・・実に単純なミッションだ
これが僕の人生の『アウトカム指標』

ジョゼ・ピニェイロ関西ツアー


ジョゼ・ピニェイロの関西ツアーがスタートしています。
昨夜は神戸ライブで1年ぶりに再会しました。奥さんのユミさんもとっても素敵な女性です。
また、ノルデスチ・ワールドに浸れる幸せな日々!

そして、明日はまたまた京都ライブへ。すっかり、関西の追っかけです。
だって、こんなに濃厚なブラジル北東部の、それも現在進行形のリズムに酔えるんですよ!・・・贅沢!
 

火曜日, 9月 11, 2007

丸い雲・・中村滋の世界


知人で自然写真家の中村滋先生について紹介します。
自然の風景や身近な里山の小さな生き物たちの世界を通じて自然界の素晴らしさや尊さ、
そして、感謝する心の大切さについて表現する個性豊かな写真家です。
また、自らの写真を使い、子供たち、企業、宗教団体等、幅広い分野への積極的な講演会を展開されています。
その活動の根底にあるテーマは「いのち」だそうです。

この写真は、「まん丸雲」というタイトル。
〜「家の上空に丸い雲が出ました。目が両側にあって、何か動物の顔みたいな感じがします。(中村先生)」〜

神はいつも人間に何らかのメッセージを発しています。
現代人には、その自然界からのメッセージを受け取る感受性を再び思い出すことが必要なのです。

もう一人、コピーライターで滋賀県比良の里山を守る活動団体“比良里山クラブ”を主宰されている比良ミカンさんの言葉にも、その共通点があります。
〜「里山にカメラを携えて入っていくと、花や植物、昆虫たちが今にも“撮って!”と囁いている瞬間があるんですよ」〜

昨日までの残暑がようやく和らいだ清々しい空気と静寂に包まれた六甲山で、龍神のような形をした雲を見続けていました。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
待望の中村滋先生のトーク&スライドショーが9月22日にマルガユニティ(大阪・本町)で開催されます。
主催者は、これまた知人の藤原真奈美さん(南インド古典舞踊家。マルガユニティ主宰)。
真奈美さんは、6月に、大重監督の映画『久高オデッセイ』を大阪で上映していただいたりと、これまたご縁ですね。
ちなみに、僕は残念ながらインドにおります。
http://homepage2.nifty.com/marga/sakusaku/6_1.htm

土曜日, 9月 01, 2007

kaki kingはすごいよ



先ずは、↑上のタイトルをクリックして↑
現在、イケイケ状態のKaki kingの映像。

僕は、偶然3年前にfujirock(オレンジ・コート)で見て、その驚異的なギターテクニックに吃驚した。
そのテクニックや彼女のスタイルとポジショニングは、あのジョン・フェィヒと比較されてると言う・・・Wow・
ファースト・アルバムはホントウによく聴いた。そして、最新作も評価されている。

対して、↓この過去のライブ映像は、そのオレンジコートでのgigに近い雰囲気。ユルさが懐かしい〜
http://www.youtube.com/watch?v=mGLs2WwIRa4

当時はあまり彼女の存在すら知らなかった(僕を含め)みたいで、客は20人ぐらいだったような記憶が・・
fujirockの良いところは、彼女のような未知数だけど、将来ビッグになっていくアーティストを発掘し出演させるところだ。

天地に恵みの雨を・・・


地底の水脈、龍の道
廻りて巡る・・まわりてめぐる・・・Ma・Wa・Ri・Te・Me・Gu・Ru
は、アメノミチ・・・
                         by 小嶋さちほ

現代の陰陽師。さちほさんとご一緒に・・
紀伊半島のレイライン上に縦断する地底の水脈が流れているという
ヤマトの龍穴神社(室生村)と丹生川上神社上社(東吉野村)にて、雨乞いの祈願。
静かな祈り、巌笛、祝詞が聖域に木霊する

翌日、奈良県に警報がでるぐらいの豪雨が大地に降り注いだ

ちなみに、丹生川上神社上社は、僕ら夫婦にとっても縁のある神社。
25年も前に発見した静かなる聖地。
そして、さちほさんにとっては、古神道の小林美元先生と修行した地だそうだ。
来年、この聖地にて瞑想会や野外フェスを開催するという・・・
異なる次元を繋ぐ不思議な縁・・・

木曜日, 8月 30, 2007

ファンタスティック!!cornelious group


今年の夏フェスは、仕事の都合で苗場には行けなかったけど、サマソニ07に参戦。
お目当ては、cornelious!
sonicステージ会場のキャパ1/3程度のオーディアンスで、余裕で前方に陣取ってたっぷりと堪能できたし、そのパファーマンスも素晴らしいの一言。
欧州ツアーからの凱旋ステージだ! 海外のブログでレポートされているステージとほぼ同じ内容。
プロトタイプな日本人のイメージの小山田圭吾、華奢な体なのにファンキーでどすの効いたドラマーの女性から発せられるコーネリアス・グループの最先端な日本発のサウンドが、世界中に轟き、そしてオーディアンスを虜にしていると思っただけでも鳥肌ものだね。

コーネリアスは、プリウスと同様、2007年時点で日本が世界に誇る輸出品といっても過言ではない。
どちらもテクノロジーとエコロジーとの融合という点で・・。

もっと具体的に表現するれば、
人間の肉体が発するギター、ベース、ドラムというアナログ楽器とエレクトロニカの融合した21世紀型のハイブリッドな音ということ。
最近、ドライブ中のカーオーディオでコーネリアスの“sensuos”と南米ウルグアイの奇才Martín Buscagliaをヘビィ・ローテーションで聴いております。
カーオーディオから流れるサウンドは最先端なハイブリット仕様だが、マイカーの燃費は8.0km/lと困ったものだけど・・

サマソニに話を戻す。
舞島という我が家から車で20分という最高のロケーションで開催された都市型フェスに初めて参戦した。
8時間も要するフジロックに比べたら近所のコンビニに行くような物理的な移動距離なのだが、個人的には満足度や充実感は1/10程度と低かった。
ただし、これはあくまでも、個人の見解だけど・・
コーネリアス、yanokami(矢野顕子×レイ・ハラカミ)、Jose Gonzalezが出演しなかったら決して行かなかったと思う。
まぁ、ライブだけが目当てなら、この3組がみれたことでの費用対効果はあったけどね・・やはり、フェスは大自然のもとでないとだめだね。

月曜日, 8月 20, 2007

辺境の町


辺境の町に憧れる。

観光客も訪れない、国境の土埃につつまれた田舎町。

ホテルだって1,2軒しかない・・

願わくば、あの田舎町の風景や空気が微かな記憶のままでありますように・・・

印度へ


来月、20年ぶりにインドに行く・・・。
お釈迦さんの生まれたネパールのルンビニには古い友達がいる。
ネパール人の彼に再会してみようと密かに思っている。
もし、逢えたら、映画のワンシーンみたいに感動するだろうけど、たぶん、無理・・・。

若かりし頃、何度か訪れたインド。
新婚旅行でも訪れた国。
このままインド通いのヒップな生活を送るか、堅気にサラリーマンするか?
当時は真剣に悩んだよ。ホントウに・・・
結局、サラリーマン人生を選んだわけだけど、
会社を介して、技術者となって、世のため人のためとなる卓越した技術を身につけたし、何よりもかけがえのない大切な家庭に恵まれた。

今は、その会社を退社し、起業する準備期間中にあって、これまでの自分の人生をリセットしている。
そして、そのクライマックスとして、ようやくインドに再訪問するチャンスに恵まれた。

サラスバティ(弁財天)との再会に感謝。

月曜日, 8月 13, 2007

Let`s my people go surfin`


ロサンジェルスから海岸沿いに80キロほど北上したベンチュラという町に本拠地をおくパタゴニア社。

アメリカのヤッピー世代が自分たちに相応しいブランドとして製品を選んだことを通じて、現代の大きなブランドに成長した。

西海岸のカウンターカルチャーにも通じるリベラリズムと、クオリティの追求に寄る決して高くない商品価格。
そして創業者のイヴォン・シュナード氏にヤッピー世代は憧れ、自己を投影した。

都市は文化の記憶装置


「都市は文化の記憶装置である」byルイス・マンフォード(社会学者)

都市の持続的な発展を実現するためには、「利潤を最重要とする金銭至上経済」から脱却し、
「人間の創造性を高める経済システム」への転換こそが重要である。

この考えは、現在の日本の都市計画や再生事業において、忘れ去られている重要なことを指摘していると思う。
文化を基調にする都市の担い手である、芸術家、科学者、技術者、歌手、音楽家をいかに都市に関わらせることができるか?
都市計画を担う行政やプランナーにとっての課題である。

金曜日, 8月 10, 2007

“かんぬき”を抜いてもらう


障害者の社会復帰活動の第一線で活躍されている神戸の竹中ナミ(ナミねぇ)さんのこの言葉に勇気をもらった。

「官庁の壁を破るためにケンカする不毛さを味わう中で、各省庁の中から“かんぬき”を抜いてくれる人を捜すことにしました」
ベンチャー企業やいち民間人が官庁とコラボしたり行政から支援してもらうことは至難の業である。
でも、人間として志しを理解し共感することはできる。だから、組織ではなく個人として見ていこうという姿勢を悟られたそうである。

「Aさん、Bさん、Cさんということでネットワークを作りながら、自分たちがやっていることを理解してもらって、“かんぬき”を抜く動きをしてもらうのです。」
ただし、自分たちがやろうとしていることをしっかりわかってもらえないと“かんぬき”を抜く人は動けない。

さて、僕のビジネスプランを誰が抜いてくれるのだろうか?

木曜日, 8月 09, 2007

クリエィティブ・ディレクターの時代とライススタイルのハイブリット化


純白のポルシェに乗って猛スピードで閉塞感が漂うこの時代を突っ走ろう。

1.クリエィティブ・ディレクターの時代
・時代感を商品にフィッテングさせ、市場に落とし込む
・わずかな差→時代感
・生死をかけて時代にコミュットとしてる本業クリエーターにサラリーマンが勝てるはずがないんだよ
・常に変化し続けること
・クリエイティブ力を上げるこつは、他人の作品を見て聴きまくることである。インプットを上げればアウトプットも溢れ出すだろう。
・コミュニケーション力を上げるこつは、「思いやり」、「英語」をマスターすることだ。
・プロデューサーとディレクターの役割は、全く正反対なもの。言わば、お金を絞める側と目一杯使う側。この間のバランス間隔がビジネスの肝である。
・つまり、クリエーターには、ビジネスチャンスとクリエイティブセンスのバランス感覚が求められるのである。
クリエイティブとは、個人の産物が基本であるように、小さい愛の集合体が大きな平和へ繋がっていく・・・

2.ライフスタイルをハイブリットにする
・サラリーマン兼プロサーファー、エンジニア兼DJいった両極端なライフスタイルの混合がおもしろい。
・つまり、「速度があり、柔軟、創造性」が豊かなことだ。
・分散型ライフスタイルがよい。移動距離とアイデアは比例する
・情報をシェイプし、制限することで新たなアイデアが湧くのである

地域ブランディングの本質とは


日本の地方が元気がない理由。それは、地域の個性を引き出し、時代のトレンドにフィットした地域ブランディングをするプロデューサーの存在が皆無だからだ。本来、こういうミッションを担うのは地域プロデューサーなんだけれど、彼らが活躍できる土台作りや仕組みづくりができていないことが、問題の根源だ・・・

1.地域ブランディングとは
・地域ブランディングとは、その地域の良い場所を再発見し、もしくは、その場所やモノの新しい活用のスタイルを提案することである。
・プロジェクトリーダーが、その地域の出身者で地域密着型では、あまりに地元の力関係に引っ張られて、せっかくの良いポイントを伸ばすことができない。

2.お金だけではなく、同時に人を出すこと
・客観的な視点を持つよそ者でなくてはならない。
・だから地方に必要なのは、中央からの補助金だけではなく、人材誘致と個人誘致が必要なのだ。

3.国家をプロデュースする
・地域のアイデンティティを新たなに見つけ出して、悲観的で古めかしいその地域のイメージを明るく進歩的なものに変え、その地域や地域の人々に自信を取り戻せるようにすること。
・例えば、レナード・マークス君は、英国のトレードマーク(登録商標)を、評価→約束→伝達→育成→優位性から戦略的にプロデュースし成功させた。