月曜日, 6月 06, 2005

カフェ出店計画

 六甲アイランドへのカフェ出店に向け着々と準備を進めている。
店のコンセプトを練っているうちに、この街でカフェをすることの面白さを改めて発見した。この街は、首都圏以外では類稀な特異性がある。 それは、P&G本社やカナディアン・アカデミーなどがあることから、この街には外国人が極めて多いこと。その一方で、日本人との接点が極めて少ないこと。 また、彼らが集う和みの空間や日本人と外国人が接する店も皆無であること。

 出店のための店舗を探すためにリバーモールという小売店舗郡を探索したが、うまく商売をやっている店もあったが、首を傾げたくなるような店もある。
 その理由を自分なりに分析すると
○コンセプトが時流に合っていない
○情熱を感じられない
○プロ意識が感じられない
○外国人を相手に商売しようという意気込みがない
○外国人と日本人とがミックスしているという街の個性を活かしていない
○ココロが「和める空間」、「刺激を受ける空間」という本物志向が欠如している等

 僕がこの街に移ってから8年程になるが、以前に比べて店舗も減り、また、刺激的な商売をする人も少なくなっているようで寂しい。不況で住民の財布の紐がかたく、この地で商売をするのを躊躇しているのだろう。
 しかし、この街に住む人や働く人が心から安らぐことのできる空間としてカフェや自然食を提供する店があれば、この街の賑わいづくりに活路が見出せるのではないかと思う。つまり、ここに住む人のニーズを掘り下げ、それに応えていくような商売でないといけない。カフェと言うよりもサロンといった志向の店がいい。

 今年の春には島内に大規模な結婚式場が完成し、来月には大きなレジャープールもオープンして、かってのような人が集う賑わいの街に戻るような期待もあるのだが、行政任せの箱物施設で活性化を図ることには、もう限界があるはず。というのも、箱物はいつか廃れて飽きられていく運命なんだから。それよりも、住民が本当に必要としいるのは、「和み」と「刺激」を手軽に受けることのできる空間であることに違いないと確信している。


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(出店コンセプト)
神戸の国際都市の象徴、人種のメルティング・ポットでもある六甲アイランド_
国籍を越えた様々な肌の人が集い生活する日本でも稀な街_
人口島というインテリジェントで無機質な街に、LOHAS志向による新たなワールドスタンダードを目指す「和み」の空間を提供するカフェ。
基本コンセプトは、ボーダレスとネオ・フラワーチルドレン。
国境、人種、宗教というカテゴリーには捉われない、自由奔放でトラベラー、エコロジーという人たちが集う。
コーヒーは世界で最も個人消費量が多いという北欧フィンランドより味とオーガニックにこだわった一杯。
ミールは四万十から届く無農薬野菜を中心に.

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