木曜日, 12月 30, 2010

Hop、Step、そしてJumpの年へ


もうすぐやってくる卯年の来年はジャンプの年。つまりは飛躍の年だ。
だからこそ寅年の今年は、来るべき2011年の飛躍の年に備えて虎視眈々と着実に準備(step)をしておくべき年だったわけで、翻って自分が経営する会社を軌道に乗せるために、自分なりに背伸びしながら日々よくがんばってきたつもり。
客観的にみて、今年はとてつもなくリスクが高いイバラの道を選んだ結果となったけれども、これほどまでの困難と苦悩を受入れ、我慢しながらも全うできた自分を褒めてやりたい。そして、共に苦労したスタッフにも。
みんな!おめでとう、成長したねっ!

寅年の今年も明日まで。
明日こそはようやく仕事納めだ。
今年やり残した仕事がないか、もう一度チェックしてから、誰もいない静かなオフィスで、ひとり大掃除をする。
これは、社長になってからの毎年の大晦日の恒例行事。
今年のいろんな思い出がつまったオフィスを隅々まで掃除する。
スタッフへの感謝の気持ち込めながら机の回りとかを奇麗にする。これって、少し前には流行った“掃除力”ってやつ?

ベンチャー企業は起業後1年以内で半分ぐらいは消え去り、そして、3年で8割だかの確率で倒産していく厳しい現実と競争社会のなかで、
来年で5年目を迎えることができる我が社は、幸運そのもの。
“君の道は決して途絶えることないから、頑張りなさい”って予言してくださった我がグル、リンチェン・ドルジェ・リンポチェのこのお言葉だけが僕にとっては唯一の頼りだったし、この言葉のおかけで、これほどまでに大胆かつタフになれた。グルには感謝の念に絶えない。

今年になって失ったものもあまりにも多く、来年はもっと大きな何かを失うような予感(村上春樹的な喪失感)。
でも、新しい何かを手に入れようと思ったら、何かを手放さないといけない。
来るべき幸せのギフトが大きければ大きいほど、今大事にしている大切なものを失うだろう。
過去の自分に執着せず、変化を受入れよう。
これが、仏教で言うところの無情と因果応報。
幸せというギフトは、事業や人生の成功のあとでやってくる。
だから、手放すことを怖がらないで、事業に精を出し、家族と友人を大切にして、正直に生きて、幸せの種を蒔いていこうと思う。

自分のできる範囲で精一杯がんばる。これこそが“世のため”“人のため”へとつながる道。

もちろん、そこには、利他心や慈悲という仏性を発願しないといけない訳だが。
仏教に帰依し、起業家になってみて、そしてこの歳になって、ようやくそんなシンプルで大切なことを悟った次第。

では、みなさん、良いお年を!

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