金曜日, 12月 24, 2010

起業家としての次の目標

サラリーマンから独立して5年。
起業家として実践すべき「第1ステップ」をもうすぐ卒業できそうな気がする。
僕の言うところの第1ステップとは、例えば、ひよこが巣から自分の翼で自由に飛び立つ状態のこと。
そお、一度っきりのこの人生に、「自由」という翼を身につけることができたわけだ。

食べるためにお金を稼ぎだすってことは、経営学的な知識は多少は必要だとは思うが、学歴ではないし、人間性とか頭だけでもない。
人や社会の役に立てることは当然大事だけれど、良い人で終わってもお金は手元には残らない。
特に、コンサルタントを生業としてきた僕には、商人道ってのが身に付いてないので、世のため人のためという大義名分と商売とのギャップがありすぎた。
誤解を恐れずに言うと、今の僕には、左の手のひらを突き出す勇気、つまり乞食のようなハングリー精神を身につける修行が必要なのだと思う。
当然、このためにはまず第1に“信用”を身につけておかねばならない。

とにかく、「夢」を現実にするという生みの苦しみというやつは、最初の頃は刺激的で面白かったけど、ここ最近は、これまで体験したことのない苦しみに耐え抜くことに費やされた日々だった。
特に、2010年は、自分にとっては、生涯忘れることができない試練の年となった。
毎晩みる悪夢は、先行き不安のため、その「不安」という魔物の囚われの身となって、身動きができず、もがき苦しんでいる姿。
夜中に何度もうなされ目が覚めた。
ちょうど、チリの鉱山事故で地中に閉じ込められていた人々の苦悩とシンクロしていたような気がする。
(彼らは14人だけど、こっちは独りぼっち)

そんな2010年も、あと1週間。
来年は、もう少しはまともな生活を送ることができるのだろうか。
兎に角、今年は[ツキ]というものに、とことん見放された1年だったが、ここにきて、こんなちっぽけな会社に温かく支援してくださった大切な友人の存在とご恩を僕は生涯決忘れることはないだろう。
その友人の期待こたえるためにも、この複雑で競争の厳しい商業社会に勝てる経営体質へと変身して、もっともっとグローバルに高く高く羽ばたかねばっ!

そしてそして、今年は無理して背伸びをしてビッグなプロジェクトを抱えてこんでしまったために、かえって現在進行形でご迷惑をおかけしている皆様方には、心から感謝とお詫びを申し上げたい。
「皆さん、本当にありがとう。そして、ごめんなさい」

さて、来年からは、起業家としての第2ステップを目指すわけだが、キーワードは「保守」。
経済的な自由を得て、小さいながらも優良企業として、細く長く、無理をせず、人と組織をじっくりと育てていく。
そして、微力ではあるが、社会にインパクトを与えていける企業を目指す。
この目標を次の5年間で全うしたい。

そして、来年こそは、24時間スリープレスで熱中できるエキサイトなプロジェクトに、久しぶりに巡り会いたい!

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