火曜日, 3月 03, 2009

中国からみた大宜味ブランドの魅力と可能性






沖縄本島北部のやんばるエリアに位置する大宜味村。
僕はこの地で地域ブランドづくりのプロデュースをしている。

今回は、地域ブランド連続講座として、NHKの美人キャスターとして活躍され、YOKOSO! JAPAN大使としての顔をもつ孔怡(こう・い)さんを講師にお招きし、
中国からみた大宜味村の魅力と可能性を大いに語っていただいた。

日本・中国を頻繁に往復し、殺人的に超多忙な孔さんにとって、3泊4日間というスケジュール面での負担が重かったことと察するが、本当に快く引き受けて下さり、心から感謝している。

その講演内容は、僕たち日本人が中国人旅行者に対する偏見を払拭するようなお話だった。
例えば、僕たちのバブル期をもう一度振り返ってみると、確かに、今の中国もみえてくる。
そして、とても大切なことを僕らは忘れているのではないか。
それは、古来から日本は中国から多くのことを学んできた。
でも、まだまだ、学びきれていないことだってある。
そして、戦後、急速にアメリカナイズしてきたことで、忘れてしまったことだってある。

そこに照準をあて、お互いがリスペクトし、インバウンド観光という手段によって、彼らと心と心の交流を実現せねばならない。
こういう謙虚さがなければ、日中親好は実現しないわけだ。
まして、外国人観光客を受入れるということは、こういうスタンスがないと話にならない。

『中国人にとって、沖縄には中国との共通の文化も流れ、なんとなく懐かしさを感じる』という孔さん。
ということは、「懐かしさを演出するホスビタリティ」で勝負すればよいわけだ!
そんな、決して、日本人では決して気付かない重要なキーワードがちりばめられた、
3時間強の濃密な講演だった。
孔さん、本当にありがとう!

9.11から始まり、リーマンショックによって、西洋そして日本を含めて揺らいでいく資本主義に変わる新たなシステムとは何か。
かつて、僕らは中国から多くのことを学んできたように、いま、彼らから大切なことを学ばねばならないだろう。

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