金曜日, 1月 11, 2008

プンツォック in N.Y



チベット人の兄貴、プンツォックから、今頃、New yearメールが届いた。
それも、ぶっ飛ぶような凄い写真が添付されて!!

それにしても、彼のニューヨーク公演に同行しておけば・・って後悔するような写真だ。

今年の秋には再来日してもらいます!
実は、もっと早いかも知れませんけど・・・

水曜日, 1月 09, 2008

ライブもりだくさん!



こんなにおいしいライブがもりだくさん☆

・Heavy Trash(1/14 心斎橋クラブクアトロ)
・mum(1/15 心斎橋クラブクアトロ)
・Rufus Wainwright (1/20 名古屋ダイヤモンドホール)
・Sufjan Stevens(1/21 心斎橋クラブクアトロ)

時の人ルーファイスは21日に大阪公演があるんだけど、同日のスフィアンと重なる!ので、やむを得ず名古屋へ行きます。
スフィアンは21世紀のフォスターみたいな若者で、アメリカの古層にある民謡を掘り出しては現在によみがえらせてるユニークなアーティスト。アメリカ50州をテーマにする壮大な楽曲プロジェクトが進行中。
ヘヴィ・トラッシュはジョン・スペンサーのユニットで、ブルース一色!
この豪華すぎるラインナップはなんだろう!?

こりゃ、忙しい・・・

火曜日, 1月 08, 2008

バイオリズムの低迷期


正月休みが明けて、我がオフィスにもスタッフが戻ってきて、
2008年も本格的にスタート。

今日の神戸は3月下旬並の暖かい空気。
なのに気分は真冬。

物事を慎重にゆっくりと考えなきゃならない時期なのに、
気分だけが焦っている〜
空回り、空振り三振・・

考え過ぎ・・
頭かたすぎる・・
だから、
もっと柔軟に、ゆっくりと〜
こういう日は、
しょこたんプログをギザ読んで頭休めよぉっと(´;ω;`)

日曜日, 1月 06, 2008

空の雲


いろんなかたちのの、いろんな大きさの雲。
それらはやってきて、過ぎ去っていく。
でも空はあくまでも空のまま。

日常生活においても仕事のフィールドにおいても、
他人と優越を競い合うような生き方はしたくない。

いろんな人がいてそれで世界は成り立っている。
他人には他人の価値観があり、それに添った生き方がある。
僕には僕の価値観があり、それに添った生き方がある。
そのような相違は日常的に細かなすれ違いを生み出し、いくつかのすれ違いの組み合わせが
大きな誤解へと発展し、その結果故のない非難を受けたりもする。
誤解されたり非難されたりするのは、決して愉快な出来事ではない。
そのせいで心が深く傷つくことがある。

しかし、そのようなつらさや傷は人生にとってある程度必要なことなのだ。
他人といくらかなりと異なっていてこそ、自分というものを立ち上げ、自立したものとして保っていくことができるのだから。

僕が僕であって、誰か別の人間でないことは、自分にとってのひとつの重要な資産である。
心の受ける生傷は、そのよう人間の自立性が世界に向かって支払わなくてはならない当然の代償なのだ。

木曜日, 1月 03, 2008

a happy new year!


2008年 新年あけましておめでとうございます。
元旦から2日にかけて、伊勢と大和という日之本二大聖地を巡礼した。
僕にとって、正月のはずせない行事。
この2つの日本の重要な聖地は、我が故郷伊賀を直線上に結ぶレイライン線上にあって、
その延長線上の神戸で、僕は住み、そして小さな会社を経営している。

ただいま、2008.1.3 22:41。
摩天楼な神戸に戻り、正月休みで誰もいないオフィスで、年末にやり残した仕事を片付けて、
ローリング・ストーンズを大音量で流しながら、このブログを書いている。

今年の抱負は、なんと言っても、自分が生んだこの“よちよち歩き”の会社を一人前にすること。
そのためには、自分も社員とともに本物の経営者にならねばならない。

尊敬するパタゴニア社のイヴォン・シュイナード社長は「社員をサーフィンに行かせよう」と言った。
「宇宙は新たなフロンティアだ」たんなる宇宙旅行趣味の大金持ちかと思っていたら、「月面で採掘したヘリウム3を宇宙船いっぱいに積んで持ち帰れば、アメリカの1年分の電力をまかなえる!」と、英ヴァージングループのリチャード・ブランソンCEOは豪語する。
ストーンズのミック・ジャガーが若かりし頃、「自分が45歳になって『サティスファクション』をまだ歌っているぐらいなら死んだ方がましだ!」
と豪語したはずなのに、
60オーバーのいまでも、現役ロックンローラーとして歌い続けてる。

インドの予言者に「君は最低でも86歳まで生きる」と言われた。
現在、43歳だから、、
ようやく、人生の折り返し地点ってわけだ。
毎日、ジムに通い、コロンつけて、美人で優秀な秘書を雇って・・
これで、ポルシェにでも乗ってたら、そらぁ、老けてられない。

去年の大きな転機は、起業して、自由になる羽をもらったこと。
自分がやりたいこと、やるべきことを探すのに、これほど都合よく羽ばたける“羽”はない。

21世紀は環境と転換の世紀。
中国やインドの経済発展や人口増がそのまま続いたら
アラブのオイルマネーや腹黒いロシアのクレムリンの言いなりに成り下がっていたら
やがて世界は、深刻な温暖化と穀物不足と水不足
2013年の悪夢は実現に!

だからだから・・・この羽をもらったわけだ!
2008.2.26は僕の44回目の誕生日で、数霊では日之本開闢の日・・・

日曜日, 12月 30, 2007

これほど“ワニ”の虜になるとは!




今、ワニが大好き。
動物園とかフロリダの湿地帯にいるやつじゃなくて、
オシャレな都会のブティックで、ミニマルな雰囲気とさりげなくフェロモン出しているやつ。
LACOSTEのことですよ!
ワニのパッチのポロシャツには青春の懐かしさ懐古趣味を感じますが、最近のデザインはクールそのもの!
スポーティだし、ミニマルだし、かっこよすぎる!

妻のプレゼントには、ポロ風のワンピースを贈りたい。可愛いんだもの・・・
女性でワニをさりげなく着飾っているヒトがいたら、追っかけてしまうだろう。

ちなみに、LACOSTEのwebサイトのBGMで、ZERO7の“Destny”が太っ腹にもフルバージョンで聞けちゃいます。
イギリス人のプロデューサー集団ZERO7がつくり出すクワイアット&クールで徐々に大爆発するエクスタシーなサウンドは、僕の最高フェバリットなので、このコラボレーションは偶然とは言えヨダレもの。(彼らのヤバ過ぎるステージはフジロックで体験してから虜に!)
そして、パリコレのステージには、我が愛車シトロエンが壁に突き刺った舞台演出がされてたりして、ほんと、エスプリ効いてる!!

来年は、贅肉落として体を引き締めてワニに食べられないようジムに通いつめよう・・と思う。

木曜日, 12月 27, 2007

ロニー・スクリューワーラ再び


先日、このブログにロニー・スクリューワーラのことを書いた。
ちなみに、googleで“ロニー・スクリューワーラ”と検索すれば、このサイトがトップでヒットするぐらい、日本でも彼の知名度が低い。

「その名にちなんで」は、海外で自分探しをするインド人の物語です。

水曜日, 12月 26, 2007

祝!ボリウッド変革の騎手・ロニー・スクリューワーラ


ついに、ボリウッド(インド映画界)新世代の異端児、ロニー・スクリューワーラ(ディレクター)の作品が日本デビュー!
その名にちなんで」が今月22日からロードショウ。しかも、配給元はハリウッドの20世紀フォックス社!
これは凄い快挙。
この映画を機にボリウッド製インド映画が世界を震撼する、そんな予感が・・。
インド映画ファンの僕としては、インド国内でさえ無名の45歳の変革の騎手スクリューワーラ君に期待したい。
だって、ハリウッドが彼を、そして彼の作るインド映画を認めたんだから・・
この映画にお決まりのボリウッドスタイルはない。いわゆる踊りと唄によるミュージカルとハッピーエンドのストーリー・・・
そういう意味では、インド国内で、あまり評価されていない作品だろうと察する。
だって、この映画は全世界に照準をあてたオルタナティブな作品だから・・・

彼の会社UTVの株を今のうちに買っておこうか・・と、真剣に考えてます。

日曜日, 12月 23, 2007

best of 2007



昨日は冬至で、そして明日はクリスマスイブ。
ついにカウントダウンも秒読み段階。

冬至の日は、高知に向かうため明石大橋をぶっ飛ばしていた。
その道中で、淡路島のイザナギ神社に立ち寄って正式参拝へ参加。
こんな重要な神事に出席できるチャンスを偶然、インド舞踊家の藤原真奈美さんから2日前にもらった。
その神事には、これから先、より深くおつきあいいただくことになろう、神様繋がりの人たちとの出会いがあった。
すべてに感謝。
高知のパーキングにシトロエンC5を入庫して、走行メーターみたら「88888」のゾロ目。
高知の友人と4時間程度の濃密な打合せを郷土料理店でして、それから、我が家とスタッフのKさん宅への「かつおのタタキ」を土産用に包んでもらって、「晩ご飯は、少し遅めにね!」って携帯で電話して18時30分に高知をスタートして神戸に着いたのが21時。
雨のなか、平均時速130km/hで快適クルーズだった。

さて、そんな有意義な連休初日。
もう、気分はすっかり、ベスト オブ 2007のこと。
とにかく、今年も多くの友人との出会いがあった。
古い自分を捨てて、新しい境地にたつことが、年初めの目標でもあったので、
そういう意味では、目標達成ってところか。

CDでは、ジョー・ヘンリーにぞっこんの年だった。
年の瀬に発売された3作目の出来も素晴らしかったし、プロデュース作であるロンドン・ウェインライト二世(ルーファスのお父さん!)の作品も最高。
男の孤独感を美しく表現できるシンガーソングライターとして、また、プロデューサーとして、同世代の彼にはインスパイヤされた。
そして、将来のブラジル音楽界を背負ってたつ歌姫となるはずのマリア・ヒタの三作目は、ずばりサンバへの回帰がテーマ。
アラブ歌謡の世界を含め、ワールド・オルタナティブが進行中であることを確信した1年でした。
こういう事実は、日本にはなかなか伝わってこないけれど・・・
ちなみに、ベストライブは、サマソニでみた、コーネリアス!

土曜日, 12月 15, 2007

色即是空


絶対に「手放し」てはいけないものがある。

人生を共に歩むパートナー
笑顔あふれる家庭
多くの友人たち
ひとつの目標にむかって共に闘うビジネスパートナー
そして、夢と希望

みんなに囲まれて、幸せに浸っている自分がいる。
でも、油断は禁物。

汝、おごるなかれ。
汝、決して失うなかれ。
心を裕福に
わだかまりを捨てて、すべての人を許そう
そして、自分を許そう

世界人類が平和でありますように
私のまわりのすべての人に幸せを
そして、私の心が平穏でありますように

土曜日, 12月 08, 2007

地域再生戦略

今朝の朝日新聞の1面の政府広報欄に、天使の羽?
内閣官房室は、『地域再生戦略』を策定したとのこと。
地方都市、農山漁村、基礎的条件の厳しい集落それぞれに対応した省庁・施策横断的な地方再生戦略。
地方と都市が共に支え合う『共生』の考え方に立ち、地域の自由な取り組みを政府は後押しをする・・・そうだ。

金曜日, 12月 07, 2007

Lisa Randall博士


『異次元は存在する』というハーバード大学のランドール博士
異次元とは、5次元の空間。
この5次元は、我々の3次元世界に絶対的な影響を及ぼしているそうだ。
今後、博士のこの理論により高次元宇宙の研究が飛躍的に進歩すると期待させている。
しかも、この理論物理学が行き着く先は、地球外生命の存在であったり、宇宙創設の謎であったり、大いなる神の存在であったりと、霊の解明であったりと、その夢や可能性はつきない・・
時空を超えるとか、シンクロしているとか、スピリチャルだとか、、、
そういう目には見えなくて科学で証明されないものを物理学によって解明されようとしていることが興味深い。

写真で博士のバックに飾られているのは懐かしいオイルランプ。
1962年生まれ。ポスト・ニューエージの申し子のような博士。
アインシュタインの夢を継承するこの美貌な現代物理学者に注目。

火曜日, 12月 04, 2007

Stresslessという極楽


オフィスのあるビルのテナントに家具屋さんがあって、そこで見つけたストレスレス・チェア。
北欧ノルウェーのエコーネス社が造り出す快適チェア。
試しに座ってみたら、それはそれは、もうゴージャス。
飛行機のファーストクラスに座っている気分。ちなみに本物に座った経験ないですが・・
思わず“これ欲しい!”って唸りました。
これに座りながら、ホームシアターでDVD観たり、本読んだり、うたた寝したり・・・
想像するだけでワクワクしたり、体が気持ちよくなります。
こんなのがリビングにあると、仕事切り上げて、早く家に帰りたくなってしかたないね。
これからの人生をファーストクラスで快適に過ごす、、と考えたら安い買い物かもね!

月曜日, 12月 03, 2007

ジミーさんとの再会


インドの古典楽器サントゥール演奏家のジミー宮下氏との久しぶりの再会。
京都でタイマン-ナティヤアラヤ(インド舞踊研究所)を主宰するDAYA・TOMIKOさんのスタジオでのライブ。
町家を改装した、そのスタジオはインドの濃厚な空気が漂う素晴らしい空間でした。

スタッフが用意してくださった美味しいチャイを頂いていると、ジミーさんのセットが始った。
「今から、“睡蓮Lotus”という曲を演奏します。ついに世界は“心”の時代になりました。世界が蓮の花(人間の美しい心が開くことに喩えて・・)で覆われる、そんな理想郷をイメージして作った曲です」
ジミーさんのサントゥールの万華鏡のように光り輝く音魂に包まれて会場に集まったオーディアンスが一人また一人とメディテーションに誘われていく。

岐阜の中山間地の洞戸で住むジミーさん。
鹿児島生まれの彼が、洞戸を愛し、そこに流れる板取川に龍神を感じて“聖なる川”と崇める彼のスピリット。
そして、ついにはダム建設計画をも住民を巻き込んで中止に追い込んだ彼の活動力。
日本の中山間地問題や限界集落の問題をも簡単に解決してしまいそうな彼の姿勢や思想に大いに共感しました。

来年は、ジミーさんとともに、何か大きな活動を共にすることになりそうな予感を感じます。

パリのエコな交通事情 〜ヴエリブ〜


サラリーマン時代は、都市交通政策の専門家でもあった。
行政に対して、ずっと、都市の渋滞対策や環境対策にレンタサイクルシステムを提案してきたのに、未だに実現していない。
そんな折り、パリのヴエリブはまさに、自分がイメージしていたのが具現化されていて、びっくり!!
羨ましい限りです・・・
それにしても、パリらしくエスプリがきいててオシャレ
京都とか金沢との古都に似合いそうなママチャリだ

金曜日, 11月 23, 2007

久しぶりの充実した出張 ON THE ROAD


久しぶりに外の空気を吸った気分だ。
起業してから、珍しく2泊3日の出張。
天草と八代、そして阿蘇。
天草では小春日和のもとで潮の香りを、八代では師走前の繁華街で朝の4時まで飲み歩き、阿蘇では硫黄の匂いにつつまれた露天風呂
をそれぞれ満喫。
本当に仕事してるのって? ・・・やってます!
僕の性格を知っている人は、3日目で留めておいてよかったと安堵するんじゃないかなぁ。
だって、4日目以降は、極端にホームシックになるんだから・・
確かに、今日は濃厚な旅の疲れでグロッキーだ
ケルアックの『オン・ザ・ロード』を読みながら、頭と体を休めて、明日からまた、ヘビーな仕事をリスタート・・・

火曜日, 11月 13, 2007

モバHO!って面白い・・・

最初のBS以来、衛生放送が好き。
特に、音声放送が大好き。
かって、BSには、St.GIAGAっていうアンビエント、サウンドスケープ系の音楽放送番組があった。
月の満ち欠けとか潮の干満とシンクロしたリズムや高揚感のある選曲をする画期的な放送番組だった。
宇宙衛生から地球に向けて発せられるサイバーなイメージもあって、とても素晴らしかった。
そんなマニアックな局が日本に存在していたこと自体、今では信じられない。

で、2007年現在、衛生による音楽放送はusenが牛耳っている。
sound-planetは、パラボラが必要だけど、結構、おもしろく、契約してからもう3年ぐらい経つ。
そして、最近、僕はモバHO!なる携帯型の衛生受信機をリースし、ドライブの車中、街中、電車の中で衛生放送を楽しんでいる。
これの面白さは、i-podにはない、予めセットさせていない音楽の洪水が浴びられることにある。
こういう感覚は、やはり新鮮だ。

この受信機をもって初めて知ったのは、ギャップ・フィラーなる存在。
衛生電波が届きにくいビルの谷間、地下街、トンネルなどの場所に衛生電波を拡散させる装置が街中に整備されつつあるそうだ。
ちなみに、僕がよく利用するJR神戸線の車中でもこのギャップ・フィラーのおかげで受信できる。

今後、衛生を活用したメディアやIT技術が普及するような予感がする。

日曜日, 11月 11, 2007

フロント・ベンチャー#2

ようやく今月から新オフィスに引っ越し。
一人静かなオフイスで抱えているプロジェクトをコツコツこなししたり、電話受けたり、営業したり、経費計算したり、予算管理したりと、今までの3倍以上の忙しさ・・・
4hr-workerとか、そんなビジネススタイルを実践しているつもりが、
気がつけば、いつものように、トラップにハマり込むパターン。
これはいかん!
ということで、自分が独立起業した本来のテーマを改めて考え直すため、
そして、モチベーションをキープするため、
大阪本町は東の果てにある友人のオフィスに行き、フロント・ベンチャー会議を開かしてもらった。

目の前に積まれた数百万のプロジェクトに飛びつき、かっての部下クラスの会社人間にシッポ振ってたまるか!
テーマは優れた日本のITクリエーターたちを公共に送り込むこと!
地域再生、限界集落への挑戦、観光の国際化・・・・

今月末に、N県へ彼と共に2回目のプレゼンに向かう。
地域プロデューサーとITクリエーターとのコラボレーション!は必ず実ると確信する。

金曜日, 10月 26, 2007

outgrowing the earthその2〜地球規模の食糧問題

急激に工業化する国は穀物消費が急速に拡大する一方、穀物の生産量は減少する。
その結果、穀物の輸入が拡大する。
これは、所得の上昇に伴う穀物消費量の拡大、作付け面積の減少、農業就業者の工業従事にシフトが原因である。
この一連のメカニズムは、ジャパン・シンドロームとも呼ばれている。
現在、日本は穀物の70%を輸入に頼っている。
近年の中国の経済発展に伴い、大豆が需要に追いつかず、ついにオーストラリアから輸入を開始した。中国の穀物の不足分はカナダの穀物総生産高をも上回る7000万トンである。

地球温暖化は、収穫量に影響を及ぼすと言われている。アメリカ科学アカデミーは、「コメの生育期間の温度が1℃上がるごとに、収量はおよそ10%減少する」と報告している。
また、中国の砂漠化や灌漑用水の不足も、とりわけ中国北部の乾燥地帯の小麦の作付け面積を縮小させている。

さらに、そこに地球規模での人口増加の問題がのしかかる。
世界の人口は、1950年の25億人が2000年までに60億になった。1950年以降の増加は、それに先立つ400万年を上回っているのだ。
2050年にはインドの人口が5億以上増加すると予想され、2040年前後には中国を上回ると予想されている。

ここまでの話で先見の目を持つ人なら、なんらかのアクションを起こすはずだ。
現に、投資ファンドで水利権に投資したという女性がいるということも頷ける。

水曜日, 10月 24, 2007

outgrowing the earth〜深刻化する水不足の世紀


outgrowing the earthとは、「人類の生産活動が、地球の自然システムの限界を超えつつある」という意味で、アースポリシー研究所長のレスター・ブラウン氏が提唱した言葉。
まずは深刻化する水不足の問題から・・・

石油資源の枯渇も確かに気になるが、地下水資源の枯渇という、それよりも、はるかに大きな脅威が忍び寄っている。
石油の替わりはあっても、水の替わりはない。

中国やインドなどの経済発展や工業化による需要オーバーや井戸掘削の過多による地下水の枯渇が深刻化している。

食糧生産は、水をきわめて大量に必要とする。
一人の人間の1日の水の摂取量は4リットル。だが、1日分の食糧を精算するにはその500倍の200リットルの水が使われている。
世界的な水不足は知られている。でも、ここで重要なことは、「水不足が、食糧不足に連鎖していくという恐ろしい事実」を、まだほとんど理解されていないということだ。

急速に拡大する水不足に対し、地球規模での水対策を実施することが急務なのである。

人間は、このまま自然界の摂理を無視し続け、地球環境へのダメージを与えるのであれは、それは地球にとっては癌細胞のような存在。
このままでいいのか?