火曜日, 5月 24, 2011

セルジュ・ゲーンスブール再び



没後20年の今年、ゲーンスブールが再評価されている。
映画『ゲーンズブールと女たち』のロードショーも先週末から公開されている。
音楽家としてのゲーンスブールで一番好きなのは、1979年から80年初頭にかけてのレゲエをフィーチャーした時代。
フランス人としては、初めて本格的なレゲエを演った偉大な人。
ジャマイカに渡り、スライ&ロビーやアイ・スリーをバックにDubをフィーチャーした79年の作品''Aux armes et caetera''は、当時よく聴いた。
この作品はナショナリズムに反すると右翼から襲撃される原因ともなった。
(このビデオでもサングラスを外しては、襲撃された左目の痣を見せびらかしてネタにしている:)))

煙草を吸う、酒を飲む、女を抱く、の正三角形の人生を生き抜いた男。ロシアの貴公子でユダヤ人。
ゲンスブールの名言のなかでも大好きな言葉、
「ジュ・テーム・モア・ノン・プリュ」の中で、重要なフレーズは、《肉体の愛には出口はない》だ・・・俺が書いた中で一番道徳的な歌だよ」

美しき反骨精神...最近こういう天才が少ないのが寂しい。

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