火曜日, 9月 06, 2005

ハリケーン“katrina”


katrina_satellite
Originally uploaded by mitsu_nakamori.
ニューオリンズで未曾有の大災害をもたらした大型ハリケーン“katrina”。現時点での死亡者数は246人。アメリカのニュースでは、最悪1万人規模となることさえも示唆している。近年、アメリカの南東部への大型ハリケーンの度重なる襲来と地球温暖化やエルニーニョ現象との因果関係を指摘する声もある。アメリカは、経済政策を優先するあまり自然環境への配慮をなおざりにしている。そのため、今回の大型ハリケーンによる甚大な被害は、地球温暖化の主因である二酸化炭素の排出量も世界で一番多いのにもかかわらず、京都議定書にはサインせず、相変わらず公害を撒き散らし続けることへの自然界からの警鐘であるような気がしてならない。
 また、テロやイラク戦争に偏り過ぎた危機管理体制や予算配分のため、自然災害時での政府の対応力の拙さや被害者の多くが低所得者層であったことなど、現代のアメリカが抱える複雑な問題点が露出されたように思う。この点は、阪神淡路大震災での政府の対応の未熟さなどとの共通点も多い。
 さて、僕は昨夜、仕事で山口市内に滞在していた。台風14号の進路にある山口は早朝から暴風に見舞われた。新幹線が辛うじて運行されていた午前中までに仕事をテキパキと片付けて、 大阪に無事戻ることが出来た。

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