金曜日, 4月 13, 2012

ディスカバー琉球〜やいま(八重山諸島)で琉球文化の源泉に触れる〜


正直、最近の沖縄音楽には魅力を感じなくなっていた。
でも、石垣島に来てからは、そんな倦怠感が一瞬にして吹っ飛ばされたのだった。

倦怠感の理由は、沖縄音楽のルーツを沖縄本島を基軸にして、琉球古典音楽の源流を冊封による中国大陸やインドシナとの貿易などによって琉球王府にもたらされたものと偏った歴史俯瞰してしまったためである。
それ故、石垣を含め先島諸島の音楽もそして神事である祭司も、すべては首里からもたらされたものであるとの思い込みのパラダイムに縛られていたのであった。

石垣島の川平集落は、この島に人類が最初に上陸した地点と言われている。それ故、この集落をフィールドワークしていくと、琉球の文化の源泉が、このあたりで花を咲か、そして、北上し首里に伝わっていったという南方説が頷ける文化が色濃く残っているのを知ったのである。

この島に来たことで、また、僕のなかで、かつての沖縄音楽に心ときめいていた自分に出会えたのである!

※ご存知Enigmaのサンプリング元の音源になった台湾アミ族の歌い手Difang(郭英男)。沖縄音楽を考察する新たなアプローチではないだろうか。

0 件のコメント: