月曜日, 12月 05, 2005

iceland in kyoto

 先日、京都でクラブ・イベントがあり、夜遊びをしてきた。アイスランドのエレクトロニカを奏でるmumというバンドのライブ。150人で満員になるような小さな地下のクラブ。彼らの奏でる音はアイスランドという北欧の孤島に響くあまりにも冷たい北の海の潮騒や風を想像させ、この響きが京都の雅さに融合していた。
 現在進行形の京都という空間のもつ雅さとはなんだろうか。
 都市が機能するためには、国境やあらゆる垣根を超越して人や文化がつながっていること。平安時代の陰陽師は、京の都は、北は若狭、南は東大寺、室生、吉野、玉置とが一本の水脈でつながっており、この水のネットワークを龍神として崇めていた。太古においては「水脈」という水のネットワークが、そして、現在においては光通信網などによる地球規模のグローバルなネットワーク。これらの共通は大変興味深い。
 アイスランドから来日したmumの奏でる電子音は、時々、地下水脈を伝い吉野や室生の自然の響きがした。

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