金曜日, 11月 23, 2007

久しぶりの充実した出張 ON THE ROAD


久しぶりに外の空気を吸った気分だ。
起業してから、珍しく2泊3日の出張。
天草と八代、そして阿蘇。
天草では小春日和のもとで潮の香りを、八代では師走前の繁華街で朝の4時まで飲み歩き、阿蘇では硫黄の匂いにつつまれた露天風呂
をそれぞれ満喫。
本当に仕事してるのって? ・・・やってます!
僕の性格を知っている人は、3日目で留めておいてよかったと安堵するんじゃないかなぁ。
だって、4日目以降は、極端にホームシックになるんだから・・
確かに、今日は濃厚な旅の疲れでグロッキーだ
ケルアックの『オン・ザ・ロード』を読みながら、頭と体を休めて、明日からまた、ヘビーな仕事をリスタート・・・

火曜日, 11月 13, 2007

モバHO!って面白い・・・

最初のBS以来、衛生放送が好き。
特に、音声放送が大好き。
かって、BSには、St.GIAGAっていうアンビエント、サウンドスケープ系の音楽放送番組があった。
月の満ち欠けとか潮の干満とシンクロしたリズムや高揚感のある選曲をする画期的な放送番組だった。
宇宙衛生から地球に向けて発せられるサイバーなイメージもあって、とても素晴らしかった。
そんなマニアックな局が日本に存在していたこと自体、今では信じられない。

で、2007年現在、衛生による音楽放送はusenが牛耳っている。
sound-planetは、パラボラが必要だけど、結構、おもしろく、契約してからもう3年ぐらい経つ。
そして、最近、僕はモバHO!なる携帯型の衛生受信機をリースし、ドライブの車中、街中、電車の中で衛生放送を楽しんでいる。
これの面白さは、i-podにはない、予めセットさせていない音楽の洪水が浴びられることにある。
こういう感覚は、やはり新鮮だ。

この受信機をもって初めて知ったのは、ギャップ・フィラーなる存在。
衛生電波が届きにくいビルの谷間、地下街、トンネルなどの場所に衛生電波を拡散させる装置が街中に整備されつつあるそうだ。
ちなみに、僕がよく利用するJR神戸線の車中でもこのギャップ・フィラーのおかげで受信できる。

今後、衛生を活用したメディアやIT技術が普及するような予感がする。

日曜日, 11月 11, 2007

フロント・ベンチャー#2

ようやく今月から新オフィスに引っ越し。
一人静かなオフイスで抱えているプロジェクトをコツコツこなししたり、電話受けたり、営業したり、経費計算したり、予算管理したりと、今までの3倍以上の忙しさ・・・
4hr-workerとか、そんなビジネススタイルを実践しているつもりが、
気がつけば、いつものように、トラップにハマり込むパターン。
これはいかん!
ということで、自分が独立起業した本来のテーマを改めて考え直すため、
そして、モチベーションをキープするため、
大阪本町は東の果てにある友人のオフィスに行き、フロント・ベンチャー会議を開かしてもらった。

目の前に積まれた数百万のプロジェクトに飛びつき、かっての部下クラスの会社人間にシッポ振ってたまるか!
テーマは優れた日本のITクリエーターたちを公共に送り込むこと!
地域再生、限界集落への挑戦、観光の国際化・・・・

今月末に、N県へ彼と共に2回目のプレゼンに向かう。
地域プロデューサーとITクリエーターとのコラボレーション!は必ず実ると確信する。

金曜日, 10月 26, 2007

outgrowing the earthその2〜地球規模の食糧問題

急激に工業化する国は穀物消費が急速に拡大する一方、穀物の生産量は減少する。
その結果、穀物の輸入が拡大する。
これは、所得の上昇に伴う穀物消費量の拡大、作付け面積の減少、農業就業者の工業従事にシフトが原因である。
この一連のメカニズムは、ジャパン・シンドロームとも呼ばれている。
現在、日本は穀物の70%を輸入に頼っている。
近年の中国の経済発展に伴い、大豆が需要に追いつかず、ついにオーストラリアから輸入を開始した。中国の穀物の不足分はカナダの穀物総生産高をも上回る7000万トンである。

地球温暖化は、収穫量に影響を及ぼすと言われている。アメリカ科学アカデミーは、「コメの生育期間の温度が1℃上がるごとに、収量はおよそ10%減少する」と報告している。
また、中国の砂漠化や灌漑用水の不足も、とりわけ中国北部の乾燥地帯の小麦の作付け面積を縮小させている。

さらに、そこに地球規模での人口増加の問題がのしかかる。
世界の人口は、1950年の25億人が2000年までに60億になった。1950年以降の増加は、それに先立つ400万年を上回っているのだ。
2050年にはインドの人口が5億以上増加すると予想され、2040年前後には中国を上回ると予想されている。

ここまでの話で先見の目を持つ人なら、なんらかのアクションを起こすはずだ。
現に、投資ファンドで水利権に投資したという女性がいるということも頷ける。

水曜日, 10月 24, 2007

outgrowing the earth〜深刻化する水不足の世紀


outgrowing the earthとは、「人類の生産活動が、地球の自然システムの限界を超えつつある」という意味で、アースポリシー研究所長のレスター・ブラウン氏が提唱した言葉。
まずは深刻化する水不足の問題から・・・

石油資源の枯渇も確かに気になるが、地下水資源の枯渇という、それよりも、はるかに大きな脅威が忍び寄っている。
石油の替わりはあっても、水の替わりはない。

中国やインドなどの経済発展や工業化による需要オーバーや井戸掘削の過多による地下水の枯渇が深刻化している。

食糧生産は、水をきわめて大量に必要とする。
一人の人間の1日の水の摂取量は4リットル。だが、1日分の食糧を精算するにはその500倍の200リットルの水が使われている。
世界的な水不足は知られている。でも、ここで重要なことは、「水不足が、食糧不足に連鎖していくという恐ろしい事実」を、まだほとんど理解されていないということだ。

急速に拡大する水不足に対し、地球規模での水対策を実施することが急務なのである。

人間は、このまま自然界の摂理を無視し続け、地球環境へのダメージを与えるのであれは、それは地球にとっては癌細胞のような存在。
このままでいいのか?

土曜日, 10月 20, 2007

The 4-Hour Workweek


The 4-Hour Workweek 〜escape 9-5,live anywhere and join the new rich.
邦題「なぜ、週4時間働くだけでお金持ちになれるのか?」ティモシー・フェリス著

今、自分が実践しているビジネス・スタイルと酷似しているので、すらすらと読めた。
著者の実体験に基づき、最小の努力で、最大の成功を手に入れるための合理的な方法を解説した本であり、決して、ネズミ講まがいのインチキ商法本ではない。
たぶん、ベースにある考え方は、僕も大変影響を受けた「ユダヤ人大富豪の教え」に基づいている。
テーマは、これまでの労働の常識やその考え方を変えること!

独立起業を目指すビジネスマン、ニューリッチを目指す人向けの入門編。
フリーになった僕は、ここ最近、あまりにも仕事に束縛される時間から開放されたことに、少しの罪悪感を感じていた。
でも、それでいいのだ!ということを説いてくれている。

土曜日, 10月 13, 2007

愛用Rolex


10年も前に購入した中古ロレックス daytona。
熊本市内の中古ロレックス専門の時計屋で購入した。
当時、抱えていた熊本県でのビックプロジェクトが順調に進み、大きなハードルを乗り越えられた日に、自分へのご褒美(平凡!)として
衝動買い。
アンティークなんだけど、これといったプレミアもなく、実に平凡なロレックス。
でも、飽き症のこの僕が、10年も他の時計に浮気せず、毎日使っている。

そんなロレックスだが、リュウズのネジはバカになり、クリスタルガラスは深傷を負い、ブレスは汗だくで・・まったく、疲れた中年サラリーマンって感じ!だった。
このような状態で7年間(前回のオーバーホールから)もオーバーホール&メンテもせず過酷に使っていた。それでも、彼は、けなげに毎日、時を正確に刻んでくれていたのだ。

ご主人も起業して人生をリフレッシュしたわけだし、時計もリフレッシュが必要だ!
というわけで、夏にオーバーホールを依頼し、昨日、ようやく自分の左腕に戻ったRolexはまるで新品のような輝き。
30年も前に生まれた時計とは信じられないように、光輝き、カチカチと正確に1秒1秒を刻んでいってくれる。頼もしい愛械。

一生浮気はしないつもりだけど、ROLEX御堂筋店で同じくdaytonaシリーズでカッコいいモデルを発見し一目惚れ。
かっての熊本プロジェクトのように次なる目標を成し得た暁には、間違いなく浮気してしまうだろう。

自分の左腕は一本、その日に巻ける時計だって一本。
だから、時計だけは妥協も衝動買いもしない。

水曜日, 10月 10, 2007

牛はいませんけど・・



片側2車線の道路に5台の謎・・・
車2台、オート三輪1台、リキシャー1台に、牛一頭!
わかる人だけ笑えるジョーク・・

待ってました!


ライ・クーダーの2枚の最新作品だとか、決定打は、その彼がプロデュースしたメイヴィス・ステイプルズの久々のソロ作『We’ll Never Turn Back』のすごい力作とか・・・
ここ最近、60年代や70年代初頭の頃に戻ったような、なんともエネルギッシュなライ・クーダーのディスカバー・アメリカのサウンドに即発されたのだろうかと察する細野さんの新作“FLYING SAUCER1947”の素晴らしさと言ったらもう・・

実は、トロピカル3部作の“秦安洋行”からリアルタイムなファンなんです。かれこれ、30年!
だから、ずっと、こういう艶っぽく怪しいアナログなサウンドがQuiet Lodgeスタジオから出てくるの、今か今かと密かに待ってました。ファンとして・・・さんざん待たされて、還暦記念盤だって、、、そんな〜。

日本人には空白の1940年代のアーリー・アメリカン・ミュージックへのオマージュがコンセプトだそうだが、これには、ライ・クーダー君も真っ青!
やりましたね!我らがハリー細野!

良い意味で、こんな変てこなサウンド創るミュージシャンは世界中探してもいませんよ

月曜日, 10月 08, 2007

ジャパンブランドは田舎にあり!


連休初日は東京にいた。
農水省主催の「ジャパンブランドは田舎にあり」というテーマで、グリーンツーリズムに関連した講演会というかギャザリングに出席するため。
大手町の会場には、とにかく様々な業界の人たちが集まっていた。
赤坂にある有名な中華飯店の大支配人(華僑の女性実業家)、お客の9割が欧米のバックパッカーというこれまた非常に有名な旅館の経営者、日本語学校の副校長、ウクライナ出身で日本語が堪能な女性(彼女の職業は不明)などなど。
当然、そこには農水省や国土交通省の官僚の姿も。
小泉前首相が提唱した「VISIT JAPAN」の一環として、外国ツーリストに東京や京都だけではない、日本の美しい原風景である農村を訪れてもらうための課題や事例紹介だった。
衰退していく農村漁村の活性化、日本文化のアイディンティティの宝庫である農村の魅力発掘、国際交流などなど、、、
これはかなり面白いテーマだし、新たなビジネスチャンスであふれている。
そ〜んな確かな手応えを感じて、解散後、新丸ビルで最終便まで時間を潰すつもりでフラリと入った素敵な若女将の経営する居酒屋で、伊賀の地酒“るみこの酒”を利き酒程度にとスタートしたつもりが、いつのまにやら、女将と日本酒談義に花咲いて・・・後はご想像のとおり。
翌日は、東京から滋賀に向かい、久しぶりに淡海ネットワークセンターの地域プロデューサーを養成する未来塾の中間発表会に出席して、そこでも懐かしい恩師に再会して、楽しいひと時を過ごさせていただいた。
全ての出会いに感謝!

農村への外国観光客の誘致・・これは日本におけるグローバリゼーション1.0かもしない。
インドでみた“フラット化する世界”の現場との共通点を感じ、いやおうなく期待感が昂るのだ。

土曜日, 10月 06, 2007

アウトドア熱、再び!


大親友で東京在住のシンガーソングライターのKさんと久しぶりの神戸での再会。
一応、目的はビジネスミーティングだったんだけど、当然、アクティブな二人は、神戸空港から我が家のレンタルガレージに直行してテントやらツーバーナーやら、ランタンなどのキャンプ用品一式を車にピックアップして吉野・熊野へと直行。
目指すは吉野の和佐又キャンプ場。ここは、釈迦ガ岳などの大峰山系を臨む絶景のキャンプ場。
今夜も貸切状態。
キャンプ場にアプローチする道路で出会った動物は、野うさぎ、鹿、フクロウ・・・
月明かりのなか、テキパキと2人でテントやタープを張り、ランタンの明かりとワイン片手に星空の下で二人で時間を忘れるぐらいの楽しい会話。
最高!男に生まれてよかったと思える瞬間。
あたりに霧が立ちこめると、さらに幻想的で、「ブナの大木のシルエットがまるで夜啼鳥みたいだ!」とKさん。
最新CDの最後の曲の「夜啼鳥」を演奏し始める頃には、僕はいつのまにやら深い眠りへと・・・

大自然の中でのキャンプは、本当に理屈抜きに気持ちいい。
過酷なアウトドアで快適に過ごすためのミニマルなアウトドア・ギアとは、
快適すぎず、足らなすぎず・・
このバランスがとても大切。
そういう些細なことで意見がぴったしと合うKさんとのキャンプは楽しい。

今回の周遊ルート
神戸空港→和佐又山キャンプ場→花の窟神社(熊野)→神倉神社(新宮)→玉置神社(十津川村)→湯泉地温泉(十津川村)→和佐又山キャンプ場→神戸空港

金曜日, 10月 05, 2007

シバァ神の都市、バァラナシ


仏教聖地サルナートからヒンドゥー教の聖地バァラナシはガンガー(ガンジス川)のガートへ向かうため、一人、リキシャ(自転車タクシー)に乗って移動。
自転車だから所要時間は1時間ぐらい。おかげで、インドの土埃や悪臭をいっぱい吸った。でも、嫌いじゃない。
今回の一人旅でのお供であるガイドブックは、Lonly planetの“India”。要するに、地球の歩き方の欧米版。
なかなか頼りになる。
例えば、バァラナシのページに、このような注意をしてくれている。
「しつこい客引きには決して、耳を傾けるな」とか、「無料でガイドを申し出る輩には注意せよ」。
だから、リキシャに乗って、ゴダウリアというガンガーの辺りのそれはそれは大変美しい中世の街並に近づくたびに、緊張し、心の準備をしたよ。
でも、結局、なんだかんだと言いくるめられて、その無料ガイド君のシステムにまんまとハマってしまったわけだ。
恐るべしインド人!
その後の展開はご想像のとおり。
でも、彼のお陰でとても短い時間で、バァラナシの聖地を200%堪能できて、愛妻と母親へのシルクの高価な織物までお土産を買えたということで、納得納得・・って感じで!

ダシャーシュワメード・ガートでボートを貸切って(1000ルピー!このことをプンツォクに知られたら激怒されるので内緒にしている)、ガンジス川を遊覧。ガンジス川から臨むガートの美しさに大感動。

ガンジス川の河原で沐浴する人、ヨガする人、祝福する人、花を売る人、ひげを剃る人・・・
その横の火葬場ではちょうど6体の遺体がダビに臥されていた。
かなり、生々しい火葬。遺体の足がちらりと見えている。
火葬場の直ぐ近く、“死を待つ人の家”にも行った。
50人の老人たちがいた。
火葬の煙が部屋に漂ってくる、ベッドもないコンクリート床にしゃがんで死を待つという心境に驚くばかり。
この地でダビにふされるとカルマから解脱することができるので、ヒンドゥー教徒には最高の聖地であり、人生の最後の巡礼の地である。
死を待つ老婆のために、彼女の火葬のために必要な薪代の寄付もした。
火葬場で犬2匹が何かを漁ってる。たぶん死体の一部??

生と死を考え見つめ直すことのできるシバァ神の都市、バァラナシ。
今回の旅の目的地のひとつ。
そして、ここは間違いなく世界最高の聖地だ。

自分の子供たちに、この聖地を見せてあげたい。

木曜日, 10月 04, 2007

Respect to money


あっという間に10月。
先日まで厳しい残暑に参っていたのに、今日は鼻風邪をひいてしまった。
インドから帰国してからは、すっかり仕事モードに突入。
毎日、バリバリと働いている。
九州プロジェクトもリスタートして、また、有意義な日々が戻りつつある。

そういえば、インドの奇跡は、未だに続いている。
それは、偶然、インドの地下鉄の車内で出会ったインド政府の官僚の方とのメールでの文通(懐かしい響き)
彼に、今、インドの優秀なIT企業や通訳を探してもらっている。
実現すれば、新しいビジネスへと展開させる目論み・・・

話は変わるが、旅行中、インド人の裕福な友人の言葉が印象に残っている。
「お金に感謝すること」
「もっと、ゆっくりゆっくり。君は何をするには急き過ぎている」
「君は今まで日本だけでしか仕事のターゲットとしなかっただろう。これからは世界を相手に仕事するんだ。そうすれば成功する」
そう、これらの言葉はこれからの人生での大切な鍵となるだろう。

結局7月から、片手間に仕事はしてたけど、3ヶ月の長期休暇でリフレッシュすることができた。
だから今は猛烈に仕事したくて、したくて・・・・っていう心境だ。

さぁて、疲れた頭に大好きなエジプトのRUBYちゃんの今世界一エロセクシー&クールな歌声を聴いて癒されよっと・・
アメリカならラップ、日本のJ-POP、、、こういう保守的でくだらない拝金主義の音楽を作っている間に、アラブ世界では世界を震撼するような魅力的な新しいポップミュージックが生まれているってことを知ってほしい!

水曜日, 10月 03, 2007

20年ぶりの印度へ


チベタン・インディアでシンガー、映画監督、俳優として有名なラダッキー・プンツォク氏のニューデリーのマンションにステイさせてもらい、彼の案内でデリー近郊のmajnu-tilaやネパール国境近くのウッタル・プラデーシュ州のDehradunなどの日本人には馴染みのない、けれども大変深いチベタン・コミュニティを訪ねた。Dehradunではなんと、ニューデリー空港でお合いしたチベット仏教Kargued派の高僧Chetsangリンポチェに謁見し再会するという奇跡も!
本当に、毎日が、奇跡続きのインド旅だった。

Chetsangリンポチェは、「こうして、あなたとお合いしたのも、すべては、あなたのこれまでのカルマによるものなのです。あなたは、これから私たちと共に、わたしたちの教えやチベットと日本との文化の橋渡しをする仕事をすることになるでしょう」と、おっしゃってくださった。

来日経験もあるプンツォク氏。来年は彼を日本によんで日本各地で彼のことを紹介してみたいと思う。また、彼も広島の原爆の悲惨さと平和の大切さをインドに紹介する映像作品を撮りたいそうだ。

さて、20年ぶりに訪れたインドのこと。
ニューデリーでは2年前に地下鉄が開業し、多くの人々が携帯電話を持ち、高級ホテルのバーや高級映画館での美男美女の華やかさといったら・・・本当に驚いた。
教育水準の高さゆえの豊かな知識と技術力。そしてITによってインドはこれほどまでに経済成長を遂げた。
一見して全く新しく生まれ変わったインド。でも、旧市街では、貧困、喧噪と埃っぽさ、しつこい客引き、不衛生な点は何も変わってはいなかった。

今回、インド行きを決断したのは、トーマス・フリードマンの「フラット化する世界 」という一冊の本だった。
今や、世界は本当にフラットだ!と感じた。
現に、インドでも、日本でいるときのように、インターネットや携帯メールでバリバリ仕事をこなすことだってできた。

そして、最後に。プンツォク氏との出会い。
来月早々のニューヨーク公演(ダライ・ラマのニューヨーク訪問に合わせたイベント!)に向けた準備に忙しいなか、貴重な時間を裂いて、インドやチベット文化の世界を深く案内してくれた彼に心から感謝です。

↓200枚以上!撮りためた写真をアップしています
http://flickr.com/photos/85447545@N00/

火曜日, 10月 02, 2007

こうして奇跡は始まった


その奇跡は、バンコクからニューデリーに向かう飛行機から始まった。
たまたま、隣のシートに座ったのは、チベタン・インディアでシンガー、映画監督、俳優として有名なラダッキー・プンツォク氏だった。

彼は、台北でのコンサートを終え、バンコク経由でニューデリーに帰国途中だった。
たった4時間のフライトで、お互いが意気投合し、そのまま、彼のニューデリーのアパートメントに泊めていたたぐことに・・

そして、ニューデリー空港で荷物を待っていると、神々しいオーラーを発するチベット人の高僧が数人の取り巻きに囲まれ、シンガポールから到着した便の荷物カウンターの前で立っている。
当然、プンツォク氏をはじめチベット系のインド人たちが祝福の挨拶のため集まっている。
高僧の名は、チベット仏教Kargued派の高僧Chetsangリンポチェ!

こうして、奇跡続きのインド旅が始まった。

月曜日, 10月 01, 2007

祝福の笑顔


幼かった頃・・・・
母親におんぶしてもらった電車の中で、
よちよち歩きの公園で、
人ごみの街角で、
見知らぬ人々が祝福の笑顔を降り注いでくれた
だから、精一杯の“笑顔”でこたえた

しかし、大人になっていくだびに・・・・
笑顔が少しずつ消えていく
人間同士が一瞬に繋がることのできる魔法を
今でも子供たちは知っている
だから、思い出す。スマイル・オン・スマイル
誰もが、今でもあの時のように、
あなたを祝福している

月曜日, 9月 17, 2007

ありがとうジョゼ!


楽しかったジョゼ・ピニェイロ関西ツアーが終わった。
チェルシー(神戸)、拾得(京都)、カフェ・コロンビア(心斎橋)、それぞれ本当にご機嫌なライブだった。
僕は音楽好きの友人達にジョゼの音楽性の素晴らしさを力説してきた。
昨年の「eve氣みちひらきまつり」でジョゼのことを知ってくれて、ファンになってくれた人もたくさんいる。
地球の裏側のブラジルの、それもノルデスチ(北東部)というコアな音楽発信の地の、それも現在進行形で、、、しかも日本語の解説付きで堪能できるのですよ!
彼は、日本のブラジル音楽ファンにとっては、ノルデスチのイマを伝える吟遊詩人(歩くシンギング・ニュースペーパー!)といえる存在。

ユミの解説もよかった。
ブラジル音楽が様々な民族の融合によって、これほどまでに多彩で素敵な音楽が生まれたこと。そして、今でも新たなリズムが民衆のそれも若い世代から次々と生まれつづけているという事実。
あるいは、表現豊かな即興詩人の世界。彼らは内陸部に住み、読み書きができないらしい。
すべては過去から脈々と続くブラジル音楽の民衆レベルでの歴史と現在進行形の姿。

「民衆の知恵」という曲の解説では、ブラジルという国が500年前にポルトガル人に侵略されてから、支配者階級であるポルトガル人と、そして支配される側のインディオやアフリカ人奴隷、それとポルトガル人で流刑され否応無しにこの地にわたってきた白人たち。そういう2極社会のなかで、支配される人々(下流社会)がその屈辱を笑いとユーモアでもって豊かに生きるための知恵を唄うことによって生み出したという世界。これこそがブラジル音楽なんだと再発見!
そして、大好きな妖怪の話。沖縄やんばるの妖怪の世界との共通点も!いつか、やんばるでジョゼの唄を!

ブラジルにはジョゼのような素晴らしいアーティストは多い。でも、僕らががこれほどにまで、ブラジル音楽の今やその背景を直接教わることのできるのは彼だけだ。
毎年、ジョゼがこうして来日し、音楽を届けてくれること!って、ブラジル音楽ファンの日本人には貴重なことだ。

“サウダージー”の意味するところが、「美しい切なさ」っていうのも初めて知った。もっと、悲惨な「切なさ」を連想していたので、意外だった。こういうことも大発見!

木曜日, 9月 13, 2007

フロント・ベンチャー


3ヶ月ぶりにネクタイを絞めた。
先日退職したオフィスにて、元同僚たちとの会議。
あいかわらず、古くさい話題ばかりで、退屈だった。
『公共事業に関わる技術者よ、外の空気を吸ってごらん!。君等や僕らが知らない間に、世界は急速にグローバルにフラット化し、そして毎秒毎に天使が落としているビジネスチャンスを見逃しているのだ!』って、いつかは言いたいよね。ハハハ

その後、地下鉄で定年まであと6年を残している上司の愚痴にだまって耳を傾けていた。
会社そのものや、会社の再生に命をかけているという会社人間。
昨日までの僕もそうだった。
「この業界は、バブルの頃、好きなことがやれて、社会貢献もできて、おまけに報酬もよかった。でも、今は官僚体質という病気にかかってしまったのさ!」って、どうしてわかんないんだろう?

それから、浪花商人の本拠地、本町駅で彼と別れ、これから僕が命をかける夢のプロジェクト「デジタル空海」に共感し、その具現化に向けてコラボしてくれるITベンチャー起業家たちとの営業戦略ミーティングへ出席。
当然、話が弾む・・・
注目株のインドのIT企業のことや、近い将来に「液晶モニター」と我々の生活との関わり等の驚き発見の話題の数々・・全くもって刺激的だ!

夢や目標のある人生は本当に幸せだ。
その道がイバラの道であっても構わない。
彼ら彼女らと共に、人一倍、社会貢献してお金持ちになる。
それだけのこと・・・実に単純なミッションだ
これが僕の人生の『アウトカム指標』

ジョゼ・ピニェイロ関西ツアー


ジョゼ・ピニェイロの関西ツアーがスタートしています。
昨夜は神戸ライブで1年ぶりに再会しました。奥さんのユミさんもとっても素敵な女性です。
また、ノルデスチ・ワールドに浸れる幸せな日々!

そして、明日はまたまた京都ライブへ。すっかり、関西の追っかけです。
だって、こんなに濃厚なブラジル北東部の、それも現在進行形のリズムに酔えるんですよ!・・・贅沢!
 

火曜日, 9月 11, 2007

丸い雲・・中村滋の世界


知人で自然写真家の中村滋先生について紹介します。
自然の風景や身近な里山の小さな生き物たちの世界を通じて自然界の素晴らしさや尊さ、
そして、感謝する心の大切さについて表現する個性豊かな写真家です。
また、自らの写真を使い、子供たち、企業、宗教団体等、幅広い分野への積極的な講演会を展開されています。
その活動の根底にあるテーマは「いのち」だそうです。

この写真は、「まん丸雲」というタイトル。
〜「家の上空に丸い雲が出ました。目が両側にあって、何か動物の顔みたいな感じがします。(中村先生)」〜

神はいつも人間に何らかのメッセージを発しています。
現代人には、その自然界からのメッセージを受け取る感受性を再び思い出すことが必要なのです。

もう一人、コピーライターで滋賀県比良の里山を守る活動団体“比良里山クラブ”を主宰されている比良ミカンさんの言葉にも、その共通点があります。
〜「里山にカメラを携えて入っていくと、花や植物、昆虫たちが今にも“撮って!”と囁いている瞬間があるんですよ」〜

昨日までの残暑がようやく和らいだ清々しい空気と静寂に包まれた六甲山で、龍神のような形をした雲を見続けていました。


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待望の中村滋先生のトーク&スライドショーが9月22日にマルガユニティ(大阪・本町)で開催されます。
主催者は、これまた知人の藤原真奈美さん(南インド古典舞踊家。マルガユニティ主宰)。
真奈美さんは、6月に、大重監督の映画『久高オデッセイ』を大阪で上映していただいたりと、これまたご縁ですね。
ちなみに、僕は残念ながらインドにおります。
http://homepage2.nifty.com/marga/sakusaku/6_1.htm